トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2013/06/12

【群馬】県太田土木事務所が本年度事業概要公表

 県太田土木事務所(小此木哲雄所長)は2013年度事業概要を公表した。本年度当初予算と12年度大型補正分を合わせた事業費は72億4100万円となり、内訳は補助公共が63億7705万円、単独公共が7億2395万円。本年度は、道路関連の主要事業のうち、東毛広域幹線道路(国道354号バイパス)で大田第2工区、東別所工区の計2工区と国道122号八重笠道路で年度内完成に向けて工事を推進するほか、主要地方道太田大間々線バイパスの新田薮塚工区が本年度からの事業着手となり、詳細設計を作成する。

 主な道路事業としては、東毛広域幹線道路(国道354号バイパス)、国道122号八重笠道路、主要地方道太田大間々線バイパスの計3路線で整備を促進していく。
 東毛広域幹線道路では新田尾島工区、太田第2工区、東別所工区の計3工区で工事を進める。新田尾島工区は東武伊勢崎線を跨ぐ新南跨線橋を含む延長約4kmの路線で、13年度事業費で2億円、大型補正で5・4億円が配分。本年度工事は暫定2車線で供用している新南跨線橋を対象に上部工に着手、北側2車線分の桁の製作架設までを計画している。
 太田第2工区は、国道407号を跨ぐ1・4qで、本年度事業費に3・66億円、大型補正で9・6億円を確保している。国道407号線をオーバーパスする跨線橋の架設および改良工事、舗装工事を行い本年度内の完成を目指す。
 東別所工区は、太田第2工区の東端から大泉工区までのL約950mの路線で、本年度事業費に0・6億円、大型補正で1・5億円を計上。ほぼ全区間で道路改良工まで発注しており、本年度は歩道新設工、歩・車道舗装工、安全施設工などを実施し、本年度内に完成となる見通し。
 国道122号八重笠道路は、同線から国道354号バイパスの大泉町上小泉地内までを結ぶ1・38qの路線で、大型補正8・1億円で事業を推進する。同線でも本年度の供用開始に向けて工事を実施。全線1・38qで道路改良工から舗装工までを施工する。
 主要地方道太田大間々線バイパスでは、新田薮塚工区で補助の認可を受けたことから本年度から事業着手する。同工区は、北関東自動車道から南に1・9qの区間となっており、現道(車道W約8m、歩道W約2・5m)をW25mに拡幅する。本年度は詳細設計委託を計画しており、早ければ上期に委託したい考え。
 交差点改良事業では、主要地方道足利伊勢崎線で2カ所を1工区として、主要地方道大間々世良田線で1工区、一般県道古戸館林線で1工区の計3工区で交差点改良を計画。
 主要地方道足利伊勢崎線では、本年度事業費に1・9億円を計上し、隣接する丸山町交差点と只上交差点の2カ所を1工区として右折レーンの新設工事を推進する。
 主要地方道大間々世良田線の世良田交差点には事業費2・4億円を配分。用地取得を進め、一部本工事にも着手する。
 一般県道古戸館林線には4700万円を配分し、用地買収を進めていく。
 河川改修事業では、石田川、大川で工事を推進。石田川では、上流工区と調節池の2工区に分け、上流工区では、本年度事業費1・2億円、大型補正で0・8億円を計上し、五領橋と村前橋の2橋を架け替える。すでに2橋とも下部工は指名通知済みとなっており、残る上部工も年度内に発注を計画している。
 同川の調節池には、本年度事業費で2億円、大型補正で2億円を配分し、B1池では掘削工を、E池では放流水路の設計を委託する。
 大川では、妙高寺橋の架け替え工事を計画、本年度事業費0・5億円、大型補正で1・2億円が割り当てられている。