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建通新聞社(静岡)
2013/06/17

【静岡】県内待機児童は519人 政令市2市で約8割

 静岡県内の待機児童数は、2012年度から5人増加して519人となった。静岡県が13年4月1日時点の保育所入所待機児童数をまとめた。このうち、静岡市と浜松市の待機児童が計422人で全体の約8割を占め、特に浜松市は前年同期と比べて103人増えた。このため、保育所、認定こども園の施設整備に力を入れていく方針を示している。
 政令市2市のうち浜松市では、10年度整備で保育所新設2園、認定こども園新設1園、11年度整備で認定こども園新設1園の他、各年度で定員増、認証保育所の増を進めてきた。
 また、静岡県では、10年度からの3カ年で、安心こども基金を活用して1960人の入所枠を整備した他、市町と法人の単独整備や定員改定、認証保育所などその他の施策で合計3063人分の定員増を行った。安心こども基金を活用した12年度整備の保育所は新設5カ所、増築・増改築8カ所、認定こども園(保育所部分)2カ所。市町と法人の単独整備、定員改定などは14カ所となっている。
 保育所や認定こども園の新規整備と、既存施設の定員増や認証保育所の増加で静岡県が許認可する県内33市町では97人に半減した。待機児童ゼロの市町は25市町となった。
 市町別の待機児童数は、浜松市が269人、静岡市が153人、磐田市が42人、掛川市が19人、富士市、藤枝市が各9人、焼津市、島田市、袋井市が各5人、伊東市が3人。浜松市では中区、東区、浜北区、北区、静岡市では葵区、清水区の特定地域と駿河区全般で、待機児童数が多い状況。これら地域では保育所などの施設整備が急務となっている。
(2013/6/17)

建通新聞社 静岡支社