トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2013/06/20

【群馬】県渋川土木、本年度の事業概要を公表

 県渋川土木事務所(三田浩所長)は2013年度の事業概要を公表した。上信自動車道整備事業における金井バイパス、川島バイパス、祖母島〜箱島バイパスの3工区へ本年度は昨年度大型補正予算分を含む約26億円を投入する。また火山砂防で2事業が新規スタートする。

 同事業所のメーン事業である上信自動車道整備は、最も進行している祖母島〜箱島バイパス工区で、昨年度末で事業費ベースの進捗率が72%に達している。本年度は道路改良L100mを予定する。同工区L4qは所管が中之条土木事務所とまたがり、渋川土木事務所はL1・8qを担当。切土などで用地を確保しながら車道W6・5mを新設している。
 金井バイパス工区(L1q)は昨年度末で49%に到達。昨年度に行った埋蔵文化財発掘調査の結果、貴重な遺跡が見つかり調査は本年度末までの期限で進行しており、早期の工事着手に向け用地買収を進める。
 川島バイパス工区(L2・2q)は本年度から工事着手。道路改良L150mを予定している。
 また、主要地方道高崎渋川線バイパス3期工区では、本年度は用地補償一式がメーン。ことし3月に高崎安中渋川線との交差点まで開通。同交差点以北L2・6q(W25m)を新設し、渋川市行幸田地内で現道の高崎渋川線へ取り付ける。用地補償後、埋蔵文化財調査も進める。
 同線の一部区間が、「都市計画道路3・4・4渋川高崎線」に決定され、取付部から石原交差点までのL460mで現道拡幅を行う。片側2車線の現道を4車線(W25〜27m)へ広げる。
 唐沢橋(1956年架設、橋長5・4m、幅員6m、RC単純T桁橋)も架け替えられることになり、通行止めを回避するため2車線ずつに分けて2段階で整備する。すでに最初の橋梁工の一部は発注済みで上部工とともに本年度中にもう半分の橋梁にも取りかかり、橋梁工はすべて発注する予定。L460m区間は15年度の事業完了を目指す。
 渋川市北橘町分郷八崎地内で進める主要地方道渋川大胡線(鬼ヶ島工区)の線形改良・歩道設置事業は本年度、L247m区間で置換工、舗装工、交通安全施設設置を行う。全体延長553mのうち、1期工区L247mと2期工区L306mに分け片側にW2・5mの歩道を持つW10・5mの道路へ改良する。
 渋川市村上地内を走る国道353号の国道防災事業は本年度は地質調査と道路修正設計業務の委託を計画している。
 新規着手する火山砂防事業は、渋川市赤城町津久田の利根川支川山岸沢と渋川市川島の吾妻川支川不動沢(大久保沢)の2カ所。ともに砂防堰堤工1基を建設する予定で、本年度はそれぞれ詳細設計と用地調査のほか、不動沢では砂防指定地調書作成も行う。