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日本工業経済新聞社(埼玉)
2013/06/21

【埼玉】埼玉県廃棄物処理施設技術管理者協議会が総会

 埼玉県廃棄物処理施設技術管理者協議会(高橋新次理事長)は19日、寄居町の埼玉県環境整備センターで2013年度総会を開催した。
 高橋理事長は、あいさつの中で「人工光合成の報道をテレビで見た。日本が今までリードしてきたが、アメリカと中国が豊富な資金力で追いつき、追い越せの勢いで迫ってきている。太陽光と水、そして問題の二酸化炭素が原料となって有機化合物が作られる。非常に面白い技術で、携わっている産業界、研究者に大いに期待したい」と述べた。
 また同センターの須藤勉所長から祝辞があり、「廃棄物に係る皆様のご助力、ご指導を賜りたい」と話した。
 議事に移り、高橋理事長を議長に選出。12年度事業報告および歳入歳出決算、13年度事業計画および歳入歳出予算が慎重審議され、可決・承認された。
 総会後の研修会では、まず潟Tイサンの中山拓郎氏、田渕恵氏が「エネワンソーラーパーク寄居(三ケ山メガソーラー)」について説明を行った。「6月に完成したばかりの施設は5万3400立方mの敷地に1万6384枚のソーラーフロンティア製の太陽光パネルが設置されている。年間予測発電量は278万kWhで、一般家庭約770世帯分の年間電気使用量に相当する電気を生み出す」と話し、太陽光発電について「自然エネルギーである太陽光を利用して発電するため、CO2の排出の少ない地球にやさしいクリーンなエネルギーである」と強調した。その後、実際に施設を見学し、参加者は見学台に設置されている掲示板で発電量を見ながら質問したり、写真を撮っていた。
 次に場所を轄驪ハヤマゼンに移し、焼却灰のリサイクル施設を見学した。同社営業部の戸澤勝政氏の案内で、焼却灰が人工砂(アークサンド)になるまでの過程の説明を受け、工場内を順に見て回った。戸澤氏は「当社の製品は、国土交通省NETISの登録も済んでおり、雑草の抑制や水質改善用としてこれから広く使われると思う。今期契約先も増えている」と自信をのぞかせた。
 問い合わせ=電話04−2929−5611(燦クリーン鞄焉j