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建通新聞社
2013/06/24

【大阪】難波・北部工事来年度 大阪市特支学校整備

大阪市教育委員会が取り組む特別支援学校整備計画によると、2013年度は、(仮称)北部特別支援学校の実施設計を作成するほか、聴覚特別支援学校の移転建て替えに向け移転候補地の検討を進める。また、昨年度の工事発注が延期となった新難波特別支援学校については、北部と足並みをそろえ、14年度の工事発注を目指す考えだ。
 北部の実施設計は、簡易プロポーザルで福本設計(大阪市中央区)に委託。近く契約し、13年度末までに設計を終える。
 計画では、現中島中学校(大阪市東淀川区東中島3ノ5ノ22)の既存校舎を改修するとともに、給食室棟を新たに建設し、特別支援学校を開校する。スクールバス乗降場なども整備する。
 既存校舎の総延べ床面積は6809平方b。鉄筋コンクリート造4階建てと、同造3階建ての普通教室棟が各4棟、同造平屋の特別教室棟が1棟、鉄骨造4階建ての管理諸室棟が1棟、鉄筋コンクリート造の体育館・武道場棟が1棟となっている。
 聴覚特別支援学校は、既存施設が老朽化しており、当初、現視覚障害特別支援学校(大阪市東淀川区)の校地に移転する計画だったが、視覚障害特別支援学校校地から遺跡が見つかり、別に移転先の確保が必要となった。整備計画によると20年度までの開校を目標としており、今後、移転候補地の絞り込みを急ぐ。
 新難波特別支援学校は、現栄小学校の既存施設を改修し開校する予定。当初の計画では、13年3月中旬に着工。14年3月中旬までの工期で施工し、同年4月の開校を目指すことになっていたが、栄小学校の移転作業が遅れ、改修工事の発注が見送られた。
 建築実施設計は小西設計(大阪市西区)、設備実施設計は旭設備計画(大阪市中央区)で作成済み。
 既存校舎の総延べ床面積は2万8882平方b。普通教室棟4棟、講堂、食堂、体育館、作業場各1棟の計8棟からなり、既存校舎の改修とスクールバス乗降場の設置などを行う。場所は大阪市浪速区木津川2ノ3ノ30。
 現栄小学校は児童約140人に対して、敷地面積が約4万平方bもあり、効果的な教育活動が行いにくくなっているため、もと浪速青少年会館(大阪市浪速区浪速東1ノ1ノ61)に移転。跡地に新難波特別支援学校を整備する計画。
 開校は北部、新難波ともに15年春を予定している。