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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/06/25

【群馬】『ぐんま明日の名工』に8人

 次世代を担う若手の優秀な技能者へ贈られる『ぐんま明日の名工』の表彰式が24日、県庁昭和庁舎で開催された。
 『ぐんま明日の名工』は、これまでの35歳以上の優れた技能者を対象とした『ぐんまの名工』表彰制度から、40歳以下のみを分離し本年度から新設された制度。技能検定1級などを有し、技能振興や技能者育成に参画する若手技能者が対象となる。第1回目となった本年度は8人の若手技能者が選ばれ、大澤正明知事から表彰状が授与された。建設関係では建築大工の職種で橋建設(太田市)の橋信行氏、左官職種で中島左官工業所(前橋市)の中島高史氏、建具製作職種でフジケン(高崎市)の内藤省一氏が表彰を受けた。大澤知事は式辞で「本県の明日を担う産業人材の育成に向けて、本年が初めての表彰となり、各職種の第一線で活躍している方たちが受賞となった。受賞者の皆さまには技能・技術の研さんとともに後進の育成にも尽力していただきたい」と期待した。
 来賓には久保田順一郎県議会議長をはじめ、群馬県商工会議所連合会の正田寛副会長、群馬県職業能力開発協会の小田川眞也会長が駆けつけた。祝辞に立った久保田議長は「高度な技能は産業発展に欠かせない。受賞者の皆さまの存在は非常に心強く、さらに技能を磨いて高度な技術の担い手になってほしい」とエールを贈った。また正田副会長は「今回の受賞により、ものづくり県群馬の未来がますます輝かしくなる」と喜び、小田川会長は「これからも精進して群馬県の産業に貢献してほしい」と呼びかけた。
 謝辞では代表して和裁職種で表彰された星野美帆氏が「これもひとえに指導してくれた先生や関係者のおかげであり、厚く御礼申し上げます。受賞を励みにこれからも技能の研さんと後進の指導に努めてまいりたい」と述べた。