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北海道建設新聞社
2013/06/27

【北海道】興部町が国保病院移転改築の着工費を7、8月の臨時議会で補正へ 

 興部町は、近く実施設計が終わる興部国民健康保険病院移転新築について、7―8月に臨時町議会を開いて着工費を補正する考えだ。RC造、2階塔屋1階、延べ3905m²の規模で、本体事業費に11億4000万円を試算。2013―14年度で本体、14年度に駐車場や医師住宅などを整備し、15年4月の開院を予定している。
 1978年に建設した施設の老朽化や療養環境の改善、医療機能の充実などから、国道238号を挟んだ仲町の興部郵便局隣に新病院を建設する。
 実施設計は久米設計に依頼して7月5日までに終える。基本設計時の概要では一般32床、療養18床の計50床を予定。診療科目は内科、外科、皮膚科の3科のほか、非常勤医師による診療科目の追加を見込んでいる。
 敷地は約8300m²の広さ。町道南4丁目道路の延長上に正面玄関を置き、施設北東側に95台分の駐車場、その奥側に医師住宅3戸を配置する。
 暖房・給湯用で灯油たき真空温水ヒーター、冷房用で空冷チリングユニットを熱源とし、給水は受水槽貯水からの加圧給水ポンプで送水。電気は屋外キュービクル式の受変電とし、非常用屋外パッケージ型の発電機を設置する。
 事業費は本体の主体に6億2700万円、電気に2億500万円、給排水衛生などに3億800万円を試算。このほか、外構・駐車場・医師住宅が1億4700万円、測量・設計などが5600万円、医療機器などが2億6500万円で、全体事業費に16億800万円を見込んでいる。
 予算措置後、発注業務に取り掛かるが、入札形態は調整中。14年度末までに完成させ、医療機器の試運転・調整を経て15年4月の開院を予定している。