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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/07/03

【群馬】群馬産業安全衛生大会 300人が安全誓う

 群馬労働災害防止団体連絡協議会主催、厚生労働省群馬労働局の主唱で2日、伊勢崎市文化会館で2013年度の群馬産業安全衛生大会が盛大に開催された。当日は約300人が参加し、労働災害撲滅へ向けて、安全活動への意識向上を誓った。
 開会の後、あいさつに立った群馬労働基準協会連合会の町田錦一郎会長は「本年度の全国安全週間は、『高めよう一人ひとりの安全意識、みんなの力でゼロ災害』をスローガンに掲げ展開している。職場や現場での安全確認、機械設備の安全基準や作業手順など、決められたルールを守ることは災害ゼロを目指す原点であり、決して忘れてはならない。労働災害防止を徹底するためには経営者は常に認識を高く持ち、取り組みが着実に前進するよう使命を果たすことが重要」と呼びかけ、快適な労働環境の構築を求めた。
 続いて群馬労働局の小玉剛局長が「労働災害を防止するためには経営トップから現場に至るまで、全員で日々安全活動を積み重ねていくことが必要。大会を契機に職場で労働災害防止の取り組みに対する重要性を一層高め、災害根絶を目指すようお願いする」と安全活動の取り組みを徹底するよう促した。
 大会の第1部では表彰式が行われ群馬労働局長賞、群馬労働基準協会連合会長賞、建設業労働災害防止協会群馬県支部長賞などの受賞者らに表彰状が手渡された。
 このうち群馬労働局長表彰の優良賞には清水建設(高崎)、奨励賞には八木工業(高崎)、上毛電業(前橋)、桐生瓦斯(桐生)などがそれぞれ受賞。
 群馬労働基準協会連合会長表彰の産業安全部門優良事業場では今井鉄工(渋川)、藤村ヒューム管館林工場(館林)などが受賞し、功労賞には群馬県建設業協会吾妻支部の吉野美江氏が選ばれた。
 建設業労働災害防止協会群馬県支部長表彰(功績賞)では、吉澤建設(吾妻)の吉澤孝代表取締役、桐生建設(桐生)の吉野雅比古代表取締役、群馬県建築業組合連合会(前橋)の原田清治副会長が受賞しその功績が称えられた。
 その後「労働者が安全で健康に働くことができる職場の実現に向けて全力を尽くす」と大会宣言が力強く宣言され、大きな拍手で第一部の幕が下りた。
 その後の第2部では「KY定着と労働安全衛生マネジメントシステムのレベルアップを目指した活動」と題した事例発表が行われ、第3部では「健康の秘訣はお腹〜大切な腸内環境コントロール〜」をテーマに特別講演が開かれた。