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日本工業経済新聞社(茨城)
2013/07/06

【茨城】日立市 13年度実施計画を公表 新中央体育館建設など

 日立市は本年度の実施計画をまとめた。2015年度まで3カ年の実施計画期間内のうち、本年度分のみを示した。全体が84事業で、そのうち建設関連は新規7件を含め54件。主な事業は、第3四半期の工事発注を見込む運動公園新中央体育館建設や、大甕駅周辺地区整備、中所沢川尻線(市道640号線)道路改築、(仮)中丸アクセス道路整備、新交通(BRT)導入、新庁舎建設など。新規では、すでに工事発注した郷土博物館の大規模改造や、久慈サンピア日立スポーツセンターの復旧、順次発注する管路更新などが示された。

 この実施計画は、市の基本計画(12〜16年度)をより具体化して策定したもの。毎年度見直し(ローリング)を行っている。
 対象となる事業は、▽実施計画期間内において単年度の事業費が1000万円以上のもの▽前期基本計画で政策的に公表が妥当なもの▽それ以外で基本構想の施策の大綱に沿って取り組む必要性が高いと思われるもの―。
 施策体系は基本計画の施策体系に合わせて、@福祉・医療A教育・文化B産業C都市基盤D生活環境E協働の6つの柱に沿って示されている。
 @福祉・医療では、公的な性格を持つ秦病院に対し、耐震化を含む新病院建設へ地域医療体制確保事業として財政支援する。
 A教育・文化では、水木小改築や助川中大規模改造の外構、2期目となる小中特別支援校の耐震化。郷土博物館の大規模改造、久慈サンピア日立スポーツセンターの復旧などが盛りこまれている。
 B産業は、十王地区の中山間地域総合整備として県が集落道工事を行うほか、新規に日高漁港の護岸整備、日立港区第3ふ頭地区整備を県と連携して行う。
 都市機能を充実させるC都市基盤では、大甕駅の東西自由通路や駅舎改築などに向けた詳細設計を進めるほか、中所沢川尻線の道路改築工事、(仮)中丸アクセス道路新設工事を予定。BRT導入では第2期事業区間(大甕駅〜東多賀駅〜常陸多賀駅)の整備に着手する。
 また管路更新計画に基づく初年度工事を新規事業として推進するほか、森山浄水場や池の川処理場の施設更新を継続。
 D生活環境では、前年度に続き交流センター4館へ太陽光発電設備などを整備するほか、清掃センターのごみ焼却設備や溶解設備などを修繕。また防災体制の整備に向け、本年度をめどに簡易型個別受信機の整備完了を見込む。
 そしてE協働では新庁舎建設を推進。来年度の本体工事に向けて基本・実施設計を汲rANAA事務所(東京都小平市)で進めている。