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建通新聞社
2013/07/12

【大阪】建替・耐震複合で新千里南・北住宅再整備

大阪府住宅まちづくり部は、豊中市にある府営新千里南住宅と新千里北住宅の再整備事業に着手する。2013年度中に基本計画を固め、14年度以降の具体化を目指す。ともに管理戸数が1000戸を超える大型団地で、建て替えと耐震改修を複合的に織り交ぜてのリニューアルとなる。
 新千里南住宅は、豊中市新千里南町1丁目で新御堂筋沿いの西側に位置。8万3600平方bの敷地に鉄筋コンクリート造5階建ての既存住棟35棟が並んで建っている。管理戸数は1025戸。1967〜68年度の完成で老朽化が著しい。
 新千里北住宅は、豊中市新千里北町2丁目で新御堂筋と府道121号の間に位置。既存住棟は65〜66年度に完成した鉄筋コンクリート造5階建てによる47棟。敷地面積は9万8800平方b。管理戸数は1312戸に及ぶ。
 両住宅の再整備基本計画策定業務は公告済み。7月16日に開札し、2014年3月14日の納期で、建て替え・耐震改修の対象住棟を絞り込むほか、事業手法についての検討も行う。
 新千里南住宅では数年前に、全面建て替えの方向で民活手法の導入可能性を検討したが、断念。建て替えと耐震改修による複合事業に切り替え、再度事業化を図る。
 新千里北住宅でもすでに全面建て替えによる基本計画を策定しているが、今回の業務で複合事業による基本計画に策定し直す。