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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/07/12

【群馬】群測協、関東地整と国土地理院の説明会開く

 群馬県測量設計業協会(冨永伸樹会長)は10日、前橋市内の測量設計会館で国土交通省関東地方整備局と国土地理院による説明会を開催した。会員企業から48人が参加し、測量業務における入札・契約手続きの概要や衛星測位と電子基準点の新活用法について、それぞれの職員から説明を受けた。
 冒頭、あいさつに立った冨永会長は「関東地方整備局には、われわれ地方の業者にもなるべく応札しやすいように検討していただいている。また技術も日進月歩で日々進化し、通信技術などによって新しくなる。業務の効率化にもつながることなのでしっかり学んでいきたい」と述べた。
 関東地方整備局からは企画部技術管理課の永江浩一郎課長補佐と甲田友正技術審査係長が説明に立った。永江課長補佐は「低入札はだいぶ減ってきているが依然として存在する。新しい取り組みを始めるので説明させていただきたい」と話し、まず近年の入札・契約状況から解説。総合評価方式での契約が増加する一方、価格競争は減少している。実施方針確認型が開始された昨年度はそれ以前と比較し、測量と地質調査で低入札案件が激減し、落札率は80・5%まで回復している。本年度の方針も解説され、地理的条件で本店所在地を問う「本店縛り」は継続する。また同整備局の受注実績がなくても自治体等の業務実績を有する場合、加点し入札参加機会を促す試行は、本年度も土木関係コンサルタント業務、測量、地質調査業務全件で実施する。
 甲田係長は総合評価方式実施方針確認型の評価項目や参加手続きについて、細かく説明した。国土地理院からは測地部の岩田和美氏が、標高を3〜5pの精度で求める高精度なジオライド・モデルやGNSS測量(全球測位衛星システム)などの紹介も行われた。