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建通新聞社四国
2013/07/23

【香川】小豆島新設高校の測量等に着手

 香川県は、小豆地域統合高校建設事業で、現在の小豆島高校と土庄高校を統合し、小豆島町蒲生東蒲生地区に新設高校を建設するため、敷地の測量および概略設計を五星(三豊市)に委託した。設計期間は9月30日までで、敷地の確保や校地の範囲を確定していくための地形測量と、造成の概略設計を進める。県は年度後半から校舎などの建物基本設計に取り組みたい意向を持っており、9月補正予算案に所要額を要求していく考えだ。
 新設校は、既存校の機能をベースに全日制と定時制の普通科で1学年220人、6学級×3学年相当が必要規模と想定し、5f程度の校地面積が必要とされている。
 今回、9fを範囲とする敷地の地形測量と、このうち造成面積5fを想定した概略設計を五星に委託。近接する国道との高低差があるため、盛土する範囲や、切り盛りしない範囲など校舎とグラウンド部分を含む造成の方法を3パターンに分けて成果を示す。下半期には造成方法として最適な1パターンについての詳細設計と建物建設に伴うボーリング調査を外注する。
 また、9月補正予算案に基本設計費が計上されれば、年度後半に校地の確定を踏まえつつ、校舎など建物の基本設計を委託する方針。
 開校目標を2017年4月に置いていることから、14年度には校舎など建物実施設計に着手し、用地取得が整い次第、年度後半に校地の造成工事に着手する。また、15〜16年度に管理棟・教室棟を含む校舎、武道場、体育館などを順次建設していく。
 09年10月策定の「県立高校再編整備基本計画」の中で、11年度以降のおおむね10年間を見通した方針を踏まえ、小豆地域の小豆島高校と土庄高校は、「統合に向け校地や学科などについて決めて必要な施設設備の整備を行う」と位置付けられていた。