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建通新聞社
2013/07/23

【大阪】梅田駅のアーチ型天井リニューアル 大阪市

大阪市交通局は、市営地下鉄御堂筋線・梅田駅上りホームのアーチ型天井を含む大空間(床を除くほぼ全面)を改修する計画で、10月末までに実施設計を作成して積算に着手。早ければ2013年度中に改修工事を発注し、14年9月ごろの完成を目指す。
 梅田駅は、公営初の地下鉄として1933年に開業した御堂筋線を代表する駅舎。今回の改修では、アーチ天井を生かした空間全体のイメージ、照明器具、冷風塔の更新のほか、広告媒体による収益も含め、新しい梅田駅にふさわしい空間にリニューアルする。
 実施設計は「梅田駅アーチ空間部の意匠提案および設計業務」として、公募型プロポーザル方式により公告済み。8月2日までの期限で参加申し込みを受け付け中で、9月6日に委託先を選定する。
 プロポの提案課題は、アーチ天井の改修、照明計画、器具デザイン、広告媒体の収益に関する考え方などを説明できる資料と、改修工事費用概算書の作成。契約上限額は700万円(税込み)。
 受託者は、交通局との決定案を基に建築・照明工事の基本・実施設計を作成する。
 設計費を除く事業費には3億5000万円(天井仕上げ、壁仕上げ、冷風塔改造に伴う工事費、照明器具製作費、広告媒体設置に関連する費用)の上限額を概算している。
 仮設工事は8月にも、改修本体に先行して別途発注する。
 同市交通局の担当者は、「とにかく自由な提案を求めたい」としており、照明器具についても機能や安全性などの仕様を満たしていれば、現在のシャンデリアを踏襲する案でも新たな照明計画の提案でも可としている。