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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/07/24

【群馬】高崎市新斎場本体工事契約議案を6月議会に上程

 高崎市は、新斎場本体工事について来年6月議会に契約議案を上程し、承認後に着手する見通しを示した。23日の市議会斎場・環境施設建設調査特別委員会へ報告した。契約事務は来年3月ころからとなりそうで、2016年4月の運用開始を目指す。

 新斎場は寺尾町にある既存施設の老朽化などに伴い、敷地内の既存施設西側に建設する。基本設計段階ではRC造一部S造2階建て、延べ床面積7140u(1階6620u、2階520u)の耐火建築物として計画している。現在は石井アーキテクトパートナーズ(高崎市)により実施設計業務に取り組んでおり、8月末までにまとめあげる計画。
 本年度はこのほか、「アクセス道整備工事」と「搬出入路整備工事」を行う。「アクセス道整備工事」は道路築造工L189・5m、緑化ブロック積工A2045u、集排水ボーリング工L177・7m、雨水排水施設工一式、階段工L19・3m、「搬出入路整備工事」は道路築造工L148・5m、補強土壁工L35・7m、盛土補強工L103・9m、法面工L177・7m、雨水排水施設工一式、防護柵設置工一式を予定。アクセス道には低木、搬出入路には中木・高木を植栽する。いずれも7月31日に開札し、本年度末までに完成させる。
 本体工事については、14・15年度の2カ年で進める。本体工事の契約事務については来年3月ごろから開始し、6月議会に契約議案を諮り、承認を得た後に着手する。
 工事は建築、火葬炉設備、電気設備、管設備の4分離で発注し、火葬炉設備工事については宮本工業所(富山県富山市)が担当する。建築、火葬炉設備、電気設備、管設備いずれも15年12月の竣工を予定する。外構工事は15年11月から16年3月を見込んでいる。
 新斎場本体の竣工後、備品の搬入や引っ越し、運用準備などを行い、16年4月からの運用開始を目指す。運用開始後に既存施設の解体工事、跡地整備工事を進めていく。
 この日の委員会では、委員からゲリラ豪雨対策の工夫が必要ではないか、とする質問があり、市は「はんらんなどがないように工夫を講じたい」と応じた。