トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(埼玉)
2013/07/25

【埼玉】埼玉県空調衛生設備協会が技術講習会

 埼玉県空調衛生設備協会(大原萬彌会長)は23日、技術力向上を目的とした『給排水施設保守点検業務技術講習会』を、さいたま市中央区の埼玉県管工事会館3階大会議室で開催した。講習会には、会員企業の技術者を中心に、県住宅課の設備担当技師と県住宅供給公社の技師を含め約60人が受講。講師は、当協会第2種賛助会員のTOTO竃k関東支社と叶本製作所北関東支店の2社が担当した。
 講習会は、司会を担当した吉野弘晃業務渉外副委員長が開会の辞を述べた後、大原会長が「本日の給排水施設保守点検業務技術講習会には、日ごろ大変お世話になっています県住宅供給公社ならびに県設備課から、技術職員の方々にご参加をいただいております。また、講習に際しましては、いつもお世話になっています第2種賛助会員のTOTOさんと川本製作所さんの2社に講演していただきます。さて、新設工事が段々減っていく中で、改修工事が徐々に増えてきています。そこで、このメンテナンス時代の到来に即応できる技術力を持てるよう、技術講習会を開催していますので、しっかり学んで、今後の仕事に活かしていただきたい。また、当協会は公営住宅の見守りサポーターとして登録していますが、一人暮らしのお年寄りを見守るとともに、自分自身が熱中症にならないように十分気をつけ、この夏を乗り切っていただきたい」と激励した。
 この後、司会者からTOTO鰍ニ叶本製作所の講師が紹介され、講習に入った。
 講習では、最初にTOTO鰹、品技術課技術担当課の中村秀幸課長が、『水栓金具のメンテナンス』について、プロジェクターを使用して、修理前の確認すべき事項を説明してから、画像と映像により、単水栓やシングルレバー混合栓、サーモスタット混合栓などの構造を説明し、不具合事象と修理方法の作業手順を詳しく解説した。さらに、水栓金具のトラブル事例を紹介したほか、トイレタンクの構造と修理方法も講義した。
 続いて、叶本製作所マーケティング部東京開発技術課の水野皓貴氏が『直結増圧ポンプ』の講習として、直結増圧給水方式のメリットとデメリットを説明した。そして、増圧給水ポンプの構造を解説し、アキュムレータ、流量センサ、減圧式逆流防止装置など、主要部品ごとの構造を説明し、故障の原因と対策を示し、最後にインバーターの機能とメリット、注意事項および保護機能について説明。さらに、8月に発売する最新型のインバーター自動給水ユニット「ポンパーKFE」を紹介し、講義を終えた。
 最後は、荻田政雄業務渉外委員長が閉会あいさつし、約2時間半の講習会を終了した。