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建通新聞社(神奈川)
2013/07/30

【神奈川】神奈川県産業労働局 さがみロボット産業特区 施設整備の経済効果など探る 公募型プロポで委託先選定

 神奈川県産業労働局は、本年2月に指定を受けた「さがみロボット産業特区」の推進に向けて、施設整備による経済効果などを探る。推進基礎調査の委託先を、公募型プロポーザルで選定。参加意思表明書の提出を8月2日まで受け付ける。企画提案書の提出は8月9日まで。プレゼンテーションなどを経て、9月13日までに最優秀提案者を特定する。
 調査する内容は、「直接効果」として、生活支援ロボット関連企業の誘致や、創業・事業化で実施される施設建設、設備購入などの投資額。加えて、企業操業による雇用者数、生産額の増加による直接的経済効果を探る。
 また、「第1次効果」「第2次効果」として、設備投資による生産誘発効果や、県内への波及効果を概算する。波及効果の推計期間は、特区の数値目標設定期間である2017年までの5年間を基本とする。
 これを算定する基礎資料を得るため、ロボット関連産業を対象として、郵送方式などによるアンケート調査を実施。ロボット関連事業への参入状況や今後の参入可能性などを調査する。
 委託料の上限額は430万円。調査の納期は2014年3月20日まで。

※13年度はシンボル施設整備など

 「さがみロボット産業特区」は、「さがみ縦貫道路沿線等地域」(9市2町=相模原市、平塚市、藤沢市、茅ケ崎市、厚木市、伊勢原市、海老名市、座間市、綾瀬市、寒川町、愛川町)を対象に、特区の規制緩和、税制優遇など各種支援策により、生活支援ロボットの実用化を担う企業の集積を進め、地域経済の活性化を促進する。
 13年度の取り組みとして、@国の規制緩和の実現や補助金の獲得A重点プロジェクトの推進Bオープンイノベーションで共同開発を展開C全国公募・モニター公募などによる新たな実証D大規模実証施設の確保E企業誘致の充実F区域内にシンボル施設を整備Gシンボルキャラクター等の設定−ほかを予定している。