トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社
2013/08/01

【大阪】未着手公園5カ所80ha廃止 大阪市方針

大阪市は7月25日、事業未着手の都市計画公園・緑地40カ所(約128f)について、うち面積ベースで6割(約80f)の整備を中止する方針を決定した。施設別では上新庄公園など5カ所の計画を廃止するほか、30カ所の計画面積を縮小する方向だ。市は今後、都市計画局と建設局がまとめた見直し素案を基に、パブリックコメントを募集。地元説明会を開くなどし、2014年春にも都市計画決定する。
 同市がこれまでに都市計画決定した公園は全737カ所(約992f)で、整備済み率は81・5%(約809f)。残る約20%(約183f)のうち、事業中の約50f(別に事業域が道路河川用地として5f)を除く、約128f(40公園・緑地)が計画決定から50年以上経つなど長期未着手となっている。
 同日に開かれた幹部会議では、未着手の公園40カ所を対象に見直しの必要性を議論。史跡に指定された歴史公園(難波宮跡)や、総合公園の機能を有する桃ケ池公園など5カ所を除き、上新庄公園、古堤橋公園など5カ所を廃止、鶴見緑地や大和川、長居公園など30カ所の整備計画を縮小することを確認した。
 現行の計画では、施設整備に約4140億円、事業完了に約240年かかるため、見直しを進めてきたが、今回決まった方針に従えば、総事業費は当初計画の約1割に当たる約460億円、必要年数は約30年に抑えられる。
 廃止5公園と縮小規模1000平方b以上の公園は別表参照。