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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/08/13

【群馬】半永久的に長寿命化工事

 高崎市下水道局は、本年度から高崎駅西口周辺地区で下水道管路施設の長寿命化工事に着手する。工事は9〜10月ごろにも2〜3分割して指名競争入札により発注する。来年度以降も対象エリアを拡大して進めていき「半永久的」に工事を実施する。

 高崎市下水道局では、高崎駅西口中心市街地の汚水合流区域内のうち、103haにおいて2010年度に日本上下水道設計(東京都新宿区)に委託して基礎調査を実施。この103haを4区域にブロック分け(1ブロック・北西、2ブロック・北東、3ブロック・南西、4ブロック・南東)した。他ブロックに先行して、区域内南西部の3ブロック・L8658m(高松町、あら町、下横町など)において、11年度に「下水道管路施設長寿命化計画」を玉野総合コンサルタント(名古屋市東区)に委託して策定。翌12年度には同じく玉野総合コンサルタントにより詳細設計をまとめている。
 3ブロック内では、計L約850mにわたって管更生ないし布設替えを実施し長寿命化を図る。本年度は現段階で、このうちL約250m・φ250〜400o(うち布設替えL61m)を対象に工事進捗を図る。工事は9〜10月にも2〜3分割して指名競争入札により発注する。ただ、工事延長は局内の他工事との兼ね合いにより、若干増える可能性もある。管更生や布設替えでなく、修繕で済む区間もあり、別途修繕工事も発注する。予算の兼ね合いもあるが、3ブロック内の長寿命化工事は14〜15年度で完了となる見通し。
 当初の想定よりも3ブロック内での長寿命化工事を施す箇所が少ないことから、3ブロック内での工事完了後も間を置かずに工事進捗を図るため、区域内北西部の1ブロック・L8402m(柳川町、寄合町、新紺屋町、田町、堰代町、嘉多町、九蔵町、本町)と南東部の4ブロック・L6715m(八島町、あら町、砂賀町、通町、連雀町、旭町)において、本年度に「下水道管路施設長寿命化計画」の策定に着手。業務は今月22日に指名競争入札を開札し委託する。来年度には1ブロックと4ブロックにおける詳細設計に着手し、4年間分程度の工事計画をまとめていく方針だ。
 3ブロックでの工事完了後に1および4ブロックで工事を進めていく。その間に、残る区域内北東部2ブロック・L7920mと、当初の103haエリア外において同じく「下水道管路施設長寿命化計画」の策定、長寿命化工事を行う。この行程を繰り返し、エリアを順次拡大させていき「半永久的」に下水道の長寿命化を進め、ライフラインの安全・安心確保に努めていく。