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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/08/12

【群馬】1次査定は前橋市内4カ所対象に実施 県河川課

 7月27日と28日の豪雨被害を受け、県河川課がこのほど国土交通省へ災害査定(第1次)を受けるための準備に取りかかったことが分かった。第1次査定は県所管施設4カ所が対象で、前橋市内を流れる河川の護岸などが損傷した。同課は同省へ災害報告を行ったばかりで、被害額などは現在精査中。今後は現地調査や設計図書を作成した上で、目論見書などの提出を含めた国庫負担申請を行う予定。同省からの査定について、同課は9月下旬ごろを見込んでいるという。

 今回の7月27日、28日の豪雨被害は前橋市内の東部地域で発生。
 4カ所の内訳は◇西大室町の一級河川神沢川に架かる街道橋L約50m下流の左右法枠護岸◇樋越町の一級河川能満寺川に架かる能満寺川橋上流の左右コンクリート護岸◇粕川町深津地内の一級河川石田川に架かる桂橋上流の天然右岸◇飯土井町の一級河川神沢川に架かる神沢橋下流の左右護岸法枠ブロック−。
 いずれも土木事務所の職員が現地において目視で被害状況を判断したところ。
 これから詳細な調査を進め、具体的な復旧方法を詰めていくが、現段階のところ、街道橋下流部では左岸へプレキャスト法枠工L約15m(A約60u)、右岸へプレキャスト法枠工L約30m(A約120u)を見込んでいる。
 能満寺川橋上流の復旧延長では、左右岸合わせてコンクリートブロック積みL約20m(A約70u)の工事を想定。
 桂橋上流では、右岸へコンクリートブロック積みL約20m(A約60u)の工事を計画している。
 神沢橋下流では護岸法枠ブロック工L約90m(A約450u)のほか、根固ブロック工L約90m(A約590u)をそれぞれ見込む。
 今後は現地調査と設計図書の作成へと移行し、目論見書や設計書などの提出を含めた国庫負担申請を行い、同省からの災害査定を受ける予定。同課によると現段階のところ、国庫負担申請を9月上旬ごろ、災害査定を9月下旬ごろをそれぞれ見込んでいるという。