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建通新聞社四国
2013/08/20

【香川】ため池を活用し太陽光発電導入検討

 香川県は、ため池を活用し太陽光発電施設の導入検討に乗り出す。あらゆる条件に沿ったモデルになる、県下5カ所のため池を選び、現地調査を踏まえて、県下ため池での太陽光発電システム導入可能性の可否や、総合的な取りまとめとしてのマスタープランを作成する。
 県有施設の屋根貸しによる太陽光発電事業など、県は再生可能エネルギーの活用を全庁で推進しており、県の特色の一つである「ため池」に着目。土地改良施設の経費節減などを目的に、実現可能性を探ることにした。
 太陽光発電施設の導入検討に当たり、県では県内のため池のうち、▽東西バランス▽例えば、畑かん施設など、ため池の周辺に電力を供給する土地改良施設の有無▽土地改良区での使いみち▽維持管理など経済性の検討▽太陽光発電施設を設置する上でのため池の水深―などモデルの条件に合うため池を抽出。
 その結果、下鯰越池(高松市三谷町)▽善通寺大池(善通寺市善通寺町)▽豊鯰池(観音寺市大野原町)▽東王田池(さぬき市寒川町)▽千代池(多度津町)―の5カ所を選んだ。
 県は、太陽光発電施設の導入検討調査を通じて、発電システムの種類や概要、全量買い取り制度や補助金・税制の動向、法規制などを整理すると同時に、現地調査や施設管理者へのヒアリングにより、対象となる、ため池水面に適した太陽光発電システムの設置方式を検討する。同方式では固定式かフロート式があり、ため池の水深や気候・水位のほか、日射量特性を基に発電電力量や維持管理費を含む概算事業費の算定を行うことにしている。
 また、初期投資やランニングコストなどを含めて採算性の試算を行い、設置コストと投資回収年度などを評価していく。
 県は、ことし12月までに県内ため池での太陽光発電施設の導入可能性の可否とマスタープランを作成。次年度以降の県内ため池での具体化を目指す。
 農業用ため池での太陽光発電は、兵庫県が小野市で水面を活用し水位変動に対応できるフロート式の実証実験を展開中。