トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(茨城)
2013/08/23

【茨城】県大子工務所 (仮)南田気大橋の建設 9月下旬に下部3件

 県大子工務所道路河川整備課は、(仮)南田気大橋(大子町南田気、国道118号袋田バイパス)の下部工事3件を9月下旬に総合評価落札方式の一般競争入札で公告する予定だ。橋長164・2m、有効幅員12・5mの4径間連続鈑桁橋(非合成RC床版)。潟Iリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区)による詳細設計が今月下旬にまとまる。A1橋台、P1橋脚、P2橋脚の計3基をそれぞれ発注する。P3橋脚とA2橋台は来年度に発注する予定だ。

 袋田バイパスは、地区間交流の促進や行楽シーズンの渋滞緩和などを目的とした、大子町袋田地内から北田気地内までの延長3・6q、幅員15/6・5m。
 同バイパスは1990年度から事業着手し、北端の670m(北田気地区)や南端の660m(下津原地区)が供用済み。さらに供用660mの先線である520mが区間内の新昭和橋とともに、昨年6月に供用した。
 (仮)南田気大橋は、この供用520m区間より北側となる袋田地区に計画。予備設計の段階では、橋長164・2m、有効幅員12・5m(うち車道部6・5m、歩道部2・5m×2)。
 上部工形式が4径間連続鈑桁橋(非合成RC床版)。下部工形式が逆T式橋台と壁式橋脚。基礎は地盤が良いため杭を設けず、岩盤にコンクリートを打設する直接基礎となる。
 これらの仕様をもとに、昨年12月から潟Iリエンタルコンサルタンツ(東京都渋谷区)が詳細設計をまとめている。今月下旬にはこの設計がまとまる予定。
 工事は、A1橋台、P1橋脚、P2橋脚の計3基を本年度に発注し、P3橋脚とA2橋台の計2基を来年度に発注する予定。9月下旬には前者の3基を総合評価の一般競争で公告して施工業者を決めた後、渇水期となる11月から本格施工。そして来年5月下旬をめどに下部工3基の完成を目指す。
 続くP3橋脚とA2橋台の2基は、来年度に発注した後、同様に渇水期に着工予定。その後、上部製作、橋面舗装、取付道路などの各工事が順序進められることになる。