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建通新聞社
2013/08/23

【大阪】2Gが参加表明 りんくうESCOで大阪府

大阪府住宅まちづくり部は、りんくうタウン駅ビル(泉佐野市)を対象とした民間資金活用型ESCO事業の提案公募で、2グループから参加表明があり、資格要件に問題がなかったため提案要請書を交付した。今後は、提案書を9月19日から同月24日まで受け付け、10月下旬に最優秀提案者(優先交渉権者)と優秀提案者を決定する。
 参加表明者は▽アズビル・芙蓉総合リース▽ダイキンエアテクノ・JA三井リース・都市エネルギーデザイン・共進社工業所−の2グループ(役割別内訳は別表)。
 同事業は、提案者の資金で対象施設を省エネルギー化し、光熱水費の削減枠内で改修工事費を償還するため、余った分が提案者と府の利益となるような設備改修と維持管理を行う。提案に当たっては▽省エネルギー率1%以上▽西棟、東棟ごとに光熱水費の削減額と省エネ率を示す▽府が指定する箇所の照明を改修する▽ESCO契約期間は最長15年−などの要件を設定している。
 提案参加者には、地域冷暖房を前提とした基本提案と、それに代わるシステム(代替提案)の2案を求める。9月30日の事務局ヒアリングを経て、大阪府ESCO提案審査会で提案内容を審査し、優先交渉権者を決定する。
 事業者は、省エネルギー改修設計・施工、関連業務のほか、ESCO契約期間内の省エネサービス提供業務、設備の運転・維持管理業務、省エネ計測・検証業務、光熱水費削減の保証業務を一括して行う。
 りんくうタウン駅ビルは西棟と東棟の2棟で構成。1996年完成の総延べ床面積は約1万5320平方b。現在の空調システムは地域冷暖房プラントより冷水・温水・蒸気を受け入れ、ファンコイル、エアハンドリングユニットで行っている。場所は泉佐野市りんくう往来北1。