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建通新聞社
2013/08/27

【大阪】CM業務を昭和 施設再配置で大阪市立大学

大阪市立大学は、市立大学田中記念館他3棟改修工事にかかるコンストラクションマネジメント業務を昭和設計(大阪市北区)に委託した。委託額は2047万5000円。杉本キャンパスの施設再配置に伴い田中記念館などの4施設をコンストラクションマネジメント(CM)方式により改修する計画。今後は、基本設計を進めながら9月下旬までに工事費を概算。その後、受託者が発注者の代理として、設計者、施工者、工事監理者を選定する。早ければ2014年6月上旬に工事契約し、15年3月末の完成を目指す。
 同CM業務では、基本設計を作成し、耐震改修や内装、外壁改修の概算工事費を算出する。また、旧法学部棟改修後の耐震診断書の作成、田中記念館のレイアウト変更に伴う耐震性の確認を行いながら、建築・設備一括により実施設計と工事監理者を選定。併せて、施工者も選定する。
 実施設計者の選定では、価格と技術力を総合的に評価するためプロポーザル方式を検討。施工者については入札により選定するもよう。
 対象施設は、管理棟、食堂棟、講堂棟、ホール棟からなる田中記念館が1974年に完成の鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ3327平方b。全館の内装改修、講堂などの天井耐震化(落下防止対策)を予定。
 旧法学部棟は73年の完成。既存規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ724平方b。垂直動線の整備、耐震補強、全館の内装、外壁改修を行う。
 学生サポートセンターは鉄筋コンクリート造2階建て延べ3509平方bの規模で、内装改修と外部建具の更新を行う。完成は34年。
 旧図書館第1倉庫も同年の完成で、既存規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ1242平方b。耐震補強と全館の内装、外壁改修を予定している。