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建通新聞社(神奈川)
2013/08/28

【神奈川】殿町3丁目B地区「5・7fに譲渡を計画」〜引き合いに応じて手続きへ〜 UR土地有効利用事業 

 UR都市機構は、“KING SKYFRОNT”殿町3丁目地区の土地有効利用事業で、約40fの開発エリアのうち、B地区7画地約5・7fの土地譲渡を計画している。地元川崎市などによる京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区の計画と合わせて、ライフサイエンス分野の事業者に譲渡する方針でいる。URによると、時期は決まっていないものの、土地情報などを公開した上で、「企業などの引き合いがあれば譲渡の手続きに入りたい」と話している。
 URの土地有効利用事業は、機構が大都市圏の低未利用地を取得し、土地を流動化させるとともに、利用しやすい形に整備。事業用地として企業や地方公共団体などに譲渡し、まちづくりに役立てる。
 川崎市川崎区「殿町3丁目地区」は、羽田空港の南西、多摩川の対岸に位置する約40fの開発エリア。空港や鉄道、道路、港といった多彩なネットワークで結ばれた、国内外との好アクセスの立地を生かし、ライフサイエンス・環境分野での「国際競争拠点」形成を目指している。
 B地区(=図)の所在地は川崎市川崎区殿町3丁目35ノ1ほかで、対象画地・面積は、7画地計約5万7300平方b。最寄駅は京浜急行大師線小島新田駅。用途地域は準工業地域で建ぺい率60%、容積率200%。公募用途はライフサイエンス分野で、各地の分割や合併については相談に応じるとしている。
 神奈川県、横浜市、川崎市は、11年12月に国から指定を受けた京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区を活用して、新たな医薬品、医療機器の研究開発などを通じて、ライフサイエンスの振興に取り組んでいる。グローバル企業が先導して医薬品・医療機器産業を活性化させることで、国際競争力の向上、関連産業や中小企業などへの波及効果を引き出すのが狙い。3団体は、川崎市の殿町区域のほか、横浜市の末広区域、みなとみらい区域、福浦区域の4拠点に加え、新たに13拠点を特区区域に追加したい考え。
 なお、URでは13年度、大規模用地の譲渡(土地区画整理事業)を千葉市中央区と仙台市太白区でも予定している。今後公募する予定。
 対象画地は次の通り(@対象画地・面積A用途地域B建ぺい率C容積率D公募用途)。
 ▽“セントラルポートちば”千葉中央港地区(千葉市中央区中央港1ノ2040ノ1、4)―@12―1、4画地 約6350平方bA商業地域B80%C400%D業務・商業など(集合住宅併設可、譲渡または事業用定借)
 ▽仙台市あすと長町地区(仙台市太白区)―@27街区13画地、62街区2画地、67―1街区10画地、68―1街区8画地 4画地計約7650平方bA商業地域/第二種住居地域B80%/60%C500%/400%/200%D住宅・業務・商業など(譲渡)