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建通新聞社
2013/08/29

【大阪】名神湾岸連絡線の計画段階評価に着手

国土交通省は8月28日、社会資本整備審議会道路分科会の第8回近畿地方小委員会(委員長・山下淳関西学院大学教授)を大阪市内で開き、名神湾岸連絡線の計画段階評価に着手した。同路線が計画される背景を説明したほか、住民アンケートの手法について審議。近畿地方整備局は「既に都市計画決定を済ませている大阪湾岸道路西伸部と一体的に事業を進めたい」との考えを示した。
 名神湾岸連絡線は、名神高速道路(西宮インターチェンジ)と阪神高速5号湾岸線を連絡する約2`の計画路線。阪神高速3号神戸線と国道43号に集中している交通を5号湾岸線に分散させるとともに、名神高速道路と阪神港をスムーズに連絡し、物流ネットワークの形成を図る。
 計画段階評価は、新規事業採択時評価の前段階において、政策目標を明確化した上で複数案の比較・評価を行うもの。地域住民へのアンケートや経済・産業団体へのヒアリングを通して、地域の意見を聴取する。アンケートは兵庫国道事務所調査課が窓口となるが、実施時期は今のところ未定。調査結果は同委員会に報告し、事業化に向け対応方針を固める。