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建通新聞社四国
2013/09/10

【香川】県補正、再エネ導入基金に18億円

 香川県は、総額104億3000万余円に上る一般会計補正予算案を12日開会予定の9月定例県議会に提案する。補正後の累計額は4407億4979万2000円で対前年比0・6%減。補正予算には国からの補助金を財源に、新規に18億円を基金として造成し、2013〜15年度の3カ年で災害時に拠点となる施設に再生可能エネルギーなどの導入を推進する基金事業費を盛り込んだ。また小豆地域県立高校再編整備推進事業として新統合校舎等の基本設計費3072万3000円のほか、耐震改修促進法の改正を踏まえ義務化される、不特定多数利用の大規模建築物の耐震診断への補助支援も新規に盛り、民間建築物の耐震対策促進につなげていく考えだ。
 再生可能エネルギー等導入推進基金事業は、災害発生時に災害応急対策の拠点として機能する施設に、太陽光発電設備と蓄電池を一括で設置するもの。
 基金で造成する18億円の中から、1億3961万円を13年度に取り崩し、再生可能エネルギー導入推進事業に充てる。県内2市3町の公共施設15施設に導入する予定。県議会には併せて基金造成のための「香川県再生可能エネルギー等導入推進基金条例議案」を提案する。
 また、県内中小企業が開発・生産や施工する先端的な省エネ設備などを導入する場合に設計費、設備費、工事費などを助成する中小企業等エネルギー使用合理化設備等導入支援事業として4200万円を新規に盛り込んだ。補助率は3分の1で限度額は1件当たり300万円。