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建通新聞社
2013/09/13

【大阪】大和御所道舗装6件で一括審査方式を初試行

国土交通省近畿地方整備局は、発注者・受注者双方の業務負担の軽減を目的とした「一括審査方式」を初試行する。9月13日に奈良国道事務所が公告する大和御所道路の舗装工事6件で適用。今後、本官工事も含め試行拡大していく見通しだ。
 一括審査方式は、参加資格要件を共通化できる複数工事の発注が同時期に予定されている場合、競争参加申込者からの技術資料の提出を一つのみとする手法。入札は全ての工事、または希望する工事のみ札を入れる。
 入札説明書で示した開札順番ごとに開札し、評価値の最も高い者に落札決定する。配置予定技術者は一人のみの申請とするため、落札決定した企業は、それ以降の入札は無効扱いとなる。いわゆる“1抜け方式”で、1者が2件以上を落札するケースはない。
 9月13日に一括審査方式で公告するのは、大和御所道路の▽川西結崎地区▽三宅三河地区▽伴堂宮古地区▽三宅伴堂地区▽田原本宮古地区▽田原本保津地区−の舗装工事6件。アスファルト舗装A等級を対象に、9月24日まで申請書を受け付け、10月30日に開札する。
 今回は分任官工事での試行だが、本官工事にも適用する方針。なお、九州地方整備局ではトンネルや築堤などの一般土木、鋼橋上部、法面処理、維持修繕で試行している。