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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/09/20

【群馬】高崎文化芸術センター 来週27日にプロポ公告

 高崎市は来週27日、高崎文化芸術センターの設計者選定プロポーザルを公告する。20日の市議会都市集客施設調査特別委員会に報告した。10月中旬に参加表明書を受け付け、選定委員会での審査を経て12月上旬に結果を公表する。年内に基本設計、来年11月に実施設計に着手、工事は2017年度に終わらせ、18年度の開館を予定する。

 今回の公募プロポーザルは栄町駐車場(約1万600u)に整備する音楽ホールゾーンが対象。高崎市の文化芸術創造拠点となる文化芸術センターの計画において◇劇場・ホールという特殊な建築に求められる技術力・創像力◇本計画独自の独創性・提案力◇経験豊富な優れた柔軟性・業務遂行能力◇周辺事業との調整能力−の4点を併せ持つ設計者を市職員やホール設計に関する専門家、大学教授、都市デザイン専門家らで構成する選定委員会が選定する。プロポーザルへの参加条件は現段階では明らかになっていない。
 27日に公告し、参加表明書や技術資料などの提出を10月中旬、技術提案書などの提出を11月中旬に受け付け、11月下旬のヒアリングを経て12月上旬に審査結果が公表となる見通し。選定にかかるプレゼンテーションの公開も検討しているという。審査結果公表後、ことし12月から14年10月にかけて基本設計を進め、同年11月から15年8月の間で実施設計をまとめる。工事は15年度から17年度までで完了させ、18年度の開館を予定する。
 高崎文化芸術センターは、高崎駅東口の栄町駐車場や中央体育館、日本中央バス、ビックカメラ、高崎年金事務所に整備する都市集客施設・高崎パブリックセンターを構成する要素の1つで、東エリアの音楽ホールゾーンに建設する。8月に策定した「高崎市都市集客施設基本計画」では、概算規模を単独建造物として最大2万5000uと想定している。
 高崎パブリックセンターは東エリアの音楽ホールゾーンと西エリアのビジネスゾーン・パブリックゾーンで構成する。西エリアについては再開発事業によって整備する。今後、再開発組合を発足させ、その中で協議を重ねて機能や規模を決定していく。現段階での概算面積は9万8000〜12万uを見込んでおり、16年度の工事着手を目指している。