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建通新聞社
2013/09/26

【大阪】府 清滝住宅など6団地 廃止検討

大阪府住宅まちづくり部は府営住宅の再編整備で、四條畷市の清滝住宅など6団地の一部廃止に向けた調査を開始する。検討業務を一般競争入札で10月2日に入札し委託先を決定。2014年3月14日までの納期で基本構想案を作成する。
 対象団地は、13年3月策定の大阪府営住宅ストック活用事業計画の団地別事業実施計画(案)で、一部用途廃止に位置付けられた団地のうち、河内地域にある6団地。
 検討業務では、▽現況調査▽活用用地ニーズ調査▽検討基礎資料の作成▽基本構想案の提案と課題整理−などを行い、用途廃止とその後の土地利用転換の計画的な実施に備える。
 府営住宅団地の一部用途廃止については、全19団地が後期計画分(16〜20年度着手予定)として位置付けられており、うち東鳥取石田住宅(阪南市)など6団地の基本構想は昨年度に策定済み。泉北ニュータウンで一部用途廃止に位置付けられた7団地については、調査業務を外注せず、泉北ニュータウン再生府市等連携協議会の中で基本構想を固めるとしている。
 府が定めたストック活用事業計画では、団地の規模縮小と集約化の検討・実施を明確化。これまでは、従前と同じ戸数の建て替えを進めてきたが、今後は、大規模団地の規模縮小や小規模団地の集約化などにより、必要な戸数を見極め、更新事業を進める。また、入居者の応募倍率が1倍未満となるような需要が低い団地は、経営上の観点から、空き室の集約などで用途を廃止し、地域に必要な土地利用へ転換(民間への売却など)するとしている。
 これにより計画期間内に約1万戸の戸数削減を目指す。
 今回、調査検討の対象となった6団地は、いずれも昭和40〜50年代に建設。対象の6団地は次の通り。
 ▽清滝住宅(四條畷市)=全体戸数690戸。中層住宅。敷地4・8f。1970年建設
 ▽楠風台(富田林市)=全体戸数380戸。中層住宅。敷地2・5f。69年建設
 ▽貴望ケ丘(河内長野市)=全体戸数470戸。中層住宅。敷地4f。68年建設
 ▽狭山(大阪狭山市)=全体戸数1440戸。中層住宅。敷地11・5f。69〜70年建設
 ▽岸和田田治米(岸和田市)=全体戸数720戸。中層住宅。敷地5・5f。70〜71年建設
 ▽岸和田天神山(〃)=全体戸数580戸。中層住宅。敷地5f。78〜80年建設