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建通新聞社
2013/09/30

【大阪】守口調節池シールド・立坑設計 一括外注

大阪府寝屋川水系改修工営所は、寝屋川北部地下河川事業のうち、新たな枝線として計画中の守口調節池で、シールド部と立て坑部の詳細設計を一括して外注(10月8日開札予定)し、2014年度以降のシールド工事の発注に備える。また、発進立て坑(守口立坑)の築造工事は、清水・大豊特定JVが施工を担当(落札額18億5000万円)。今後着工し、17年5月31日の工期で完成させる。
 同調節池は、寝屋川北部地下河川本線部の鶴見立坑から北側で、大阪中央環状線と国道163号との交差点までの全長3200bを計画。途中、西三荘水路と国道163号の地下をくぐる。管径は5b程度を見込んでおり、貯留量6万立方b、毎秒50万dの流量能力を持つ調節池を整備する。20年出水期までの供用開始を目指す。
 寝屋川北部地下河川については、本線部で計画中の鶴見調節池(鶴見立坑〜城北取水立坑)と、都島調節池(城北取水立坑〜ポンプ場)の着工にめどが立たないため、枝線の整備を先行し、北部地下河川の機能向上を図る。
 守口調節池のシールドタイプは、泥水式を想定。ルートの中間地点となる守口立坑を発進基地として、シールド機2台で発進立て坑から南・北両側に掘削を進める計画となっており、今回業務には北側の管渠実施設計を一括。北側は守口立坑〜松生立坑に至る延長2237b(内径4・9b)。南側は中央コンサルタンツ(大阪市中央区)で作成済み。