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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/10/03

【群馬】来年度にも下部工着手 県安中土木

 県安中土木事務所は、西毛広域幹線道路安中工区の整備に向け、道路および構造物の設計や用地調査を進めている。8月に地元説明会を開いており、そこで寄せられた意見を踏まえて作成していく。年内をめどに業務を完了させ、その後は年度内にも用地買収に着手する。順調なら来年度から橋梁の下部工に着工する予定だ。

 西毛広域幹線道路安中工区(一般県道下里見安中線、都市計画道路3・6・10南北中央幹線)は、安中市下秋間地内の一般県道下里見安中線から南進し、(仮称)秋間川橋、トンネル、(仮称)九十九川橋といった主要構造物を整備して、安中地内の国道18号・市役所入口交差点へと至るL1・9qで計画している。
 (仮称)秋間川橋は単スパンのPC橋梁となり、橋長は44・2m。下部工については直接基礎による逆T式橋台で計画している。(仮称)九十九川橋は、型式については現段階では未定。橋長は約112mで想定している。また、トンネルについては延長約250mを見込んでいる。順調なら来年度はいずれかの橋梁下部工に着手となりそうだ。
 設計については、(仮称)秋間川橋をセントラルコンサルタント(東京都中央区)、(仮称)九十九川橋を中央コンサルタンツ(名古屋市西区)、トンネルを基礎地盤コンサルタンツ(東京都江東区)がそれぞれ担当している。
 西毛広域幹線道路は、関越自動車道と上信越自動車道を結び、上越新幹線や北陸新幹線にもアクセスする前橋・高崎市等・富岡甘楽の3広域市町圏を結ぶ路線。7つの交通軸構想においては「西毛軸」に位置付けられている。前橋市内の国道17号を起点とし、高崎市の国道406号、安中市の国道18号を経て、富岡市の国道254号バイパスに至るまでのL27・8qを計画区間としている。安中工区のほか、高崎西工区や中央第二工区、元総社蒼海工区で事業が進んでいる。
 安中工区の完成予定時期については「はばたけ群馬・県土整備プラン2013−2022」で2020年度としている。