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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/10/07

【群馬】県介護高齢課が大規模修繕補助で4施設を内示

 特別養護老人ホームや経費老人ホームに対する本年度の大規模修繕費補助で、県介護高齢課がこのほど4施設へ内示したことが分かった。今回内示された4施設はいずれも特別養護老人ホームで、施設を運営する各法人は今後入札手続きに入り、入札執行後に交付申請へと移る。その後、同課が申請書を審査した上で、交付決定へと移行する。これを受け、各法人とも工事に着手し、年度内に完成させる見通しだ。

 この補助制度は、同課が県内の各社会福祉法人へ大規模修繕に関する要望調査を行い、要望のあった法人に対して交付する仕組み。対象は特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、経費老人ホームで、財源は県費100%となっている。補助要綱では原則、改修にかかる工事費、工事費の2・6%を上限とする設計監理費を事業費と見なし、その2分の1を県が交付するものだが、1施設あたり上限2000万円といった条件が設けられている。中核市である前橋市と高崎市への補助に関しては対象外となっている。
 本年度の当初予算には1億円を計上しており、このうち先行して4施設への内示が決定したところ。
 4施設は◇社会福祉法人薫英会が運営する吉岡町上野田の船尾苑(60床)◇社会福祉法人あらふね会が運営する南牧村大日向のさわやかホーム(50床)◇社会福祉法人邦知会が運営する桐生市広沢町のユートピア広沢(60床)◇社会福祉法人春日園が運営する渋川市中郷の春日園(40床)−で、いずれも特別養護老人ホーム。
 船尾苑では冷暖房設備の改修を予定。
 さわやかホームでは冷暖房設備の改修、給湯設備の改修が計画されている。
 ユートピア広沢では共同生活設備の改修として脱衣室、浴室、ダイニングを1か所新設するほか、間仕切り、パーティションの設置、床のフローリング化および建具の設置、外壁の塗装改修、廊下床の張り替え、排煙窓の更新、排水枡の改修、浴室給湯口の改修、給湯設備の更新が実施される計画。
 春日園では耐用年数超過によるエレベーターの更新、冷暖房設備の改修をそれぞれ予定している。
 なお、これから実施される入札は、県が定める会計指導指針(契約金額および調達金額250万円以上は、おおむね5社以上の指名競争入札などによる執行)に則った形で行われる。