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　伊予市が計画している本庁舎および図書館・文化ホール・中央公民館が入る複合施設の建設スケジュールが明らかになった。本庁舎の建設地となる現市民会館の解体を12月に発注、庁舎本体工事は２０１４年７〜８月に発注する。複合施設については14年１〜３月にプロポーザル方式で設計業者を選定し、16年１月の本体着工を目指す。
　本庁舎は市民会館解体跡に建設する免震構造の鉄筋コンクリート造５階建て延べ６２００平方�b。建て替えと移転を繰り返しながら２年半程度かけて建設し16年度末完成予定。現庁舎南館解体跡には23台規模の駐車場を設ける。
　複合施設は福祉文化センターを解体した跡地に設ける耐震構造の鉄筋コンクリート造３階建て延べ５５００平方�b。図書館跡には１８０台規模の立体駐車場を構想していたが反対する声が出ており平面に代わる可能性がある。平面駐車場とした場合は必要台数に足りないため他所で用地を探す必要があるという。また、伊予郵便局敷地１４００平方�bを買収し35台規模の駐車場とする予定。事業スケジュールは次の通り。
【本庁舎】現在取り壊しに伴う事前調査を進めるとともに日本設計（東京都新宿区）で実施設計中。12月中に解体業者を選定し14年１〜３月で市民会館を解体。同年７〜８月に本体工事を発注し９月に第１期工事に着手、15年７月に１期工事完了。９〜11月に北庁舎を解体し、同年12月〜17年３月に第２期工事を進める。17年５〜７月に南庁舎を解体し平面駐車場を設け、８〜９月に外構を整備して10月完成。
【複合施設】14年１〜３月に設計業者を選定し４月〜15年７月まで基本・実施設計。16年１月に工事着工し、18年３月の完成目指す。既存福祉センター（鉄筋コンクリート造３階建て延べ１９６４平方�b）は15年６〜７月に解体を発注、８〜12月で解体。既存図書館（同造３階建て延べ２０７０平方�b）は18年５〜９月に解体、９〜10月に外構工事として駐車場を建設する。
　また、関連事業として福祉センター内にある老人福祉施設を移転する必要があり移転場所を検討中。伊予農業高校南側の市有地が有力だが決定していない。規模は木造平屋６００平方�b程度。移転場所が決まり次第設計を委託し14年度に建設したい意向。
　さらに複合施設と国道56号を結ぶアクセス道路となる築港吾川線のＪＲ松本踏切で拡幅を予定しており、本年度中に測量設計し14・15年度にＪＲとの協議を進める。ＪＲ委託事業で16年度に３�b幅の踏切部を７�bに広げるとともに、市が踏切前後の道路１２０�b区間を既存の３〜５�bから５・５〜７�bに拡幅改良する。
　複合施設の駐車場用地となる予定の伊予郵便局は移転する見通しだが、詳細は未定としている。