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建通新聞社
2013/10/18

【大阪】門真千石西町再編整備計画 徳岡で見直し

大阪府住宅まちづくり部は、門真千石西町住宅の再編整備基本計画を見直すための検討業務を徳岡設計(大阪市北区)に委託した。現行計画の全面建て替えを、建て替えと耐震補強を組み合わせた計画に変更する。対象住棟は第3期事業以降で計画していた1981戸(55棟)。先行する1、2期事業については全面建て替えのまま実施。1期はすでに着工済み。2期は計画変更を待って、2014年度にも実施設計を外注する方針だ。
 今回の見直しは、門真千石西町住宅が府営住宅ストック活用事業計画で複合事業による更新整備として位置付けられたことに伴い、現行計画を変更するもの。
 同住宅は、全体の管理戸数2364戸(66棟)からなる府内最大級の府営団地。既存住棟はいずれも中層耐火4、5階建てで、1966、67年度に建設された。基本計画を見直す55棟は、大半が団地内の南側に位置しており、見直し業務の中で、建て替える住棟と耐震補強する住棟を選定するほか、入居者の移転の段取りや2期事業のスケジュールなどを検討する。納期は2014年3月14日。
 団地北側の383戸(11棟)については、第1、2期事業として建て替えを計画。新住棟は1期が4棟355戸(1〜4工区)、2期が2棟165戸(1、2工区)。1期のうち1、2工区の2棟は今夏に着工済み。3、4工区の2棟も今後順次着手していく。3工区は9月17日の入札で施工者を決定済み。4工区は10月11日に建築本体工の入札を行った。
 2期は、1期区域の東側を建設地として、新住棟2棟を建設する。14年度に実施設計を作成し、早ければ15年度に工事を発注する。このため3期以降の事業化は15年度以降になる見通し。