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建通新聞社四国
2013/11/05

【香川】減らせ!交通事故

 香川県は、県内の交通事故削減のため、事故危険箇所について要因分析から交通事故対策案を講じる実施計画の策定手続きに入った。現地調査を踏まえて事故危険箇所ごとに位置図、事故状況や写真などを整理したカルテを作成し具体的な交通事故対策案を検討。県内5事務所ごとの事故対策実施計画を策定する。
 交通事故減少には事故の実態や要因を科学的、総合的に解明し効果的な交通安全対策が必要とされる。このため、警察庁と国土交通省は、ことし7月に死傷事故率が高く、死傷事故の多発している箇所で国の基準や地域課題と特性から特に緊急・集中的な対策が必要な県基準による事故危険箇所を県内で県管理道路146カ所(国基準77カ所、県基準69カ所)抽出した。
 このうち33カ所は2012年度に事故危険箇所として対策案を整理。残り113カ所について交通状況や周辺施設、道路施設など現地調査を行いつつ、公益財団法人交通事故総合分析センター(ITARDA)の区間別データベースでストックしている交通事故の発生場所や時間、事故類型、当事者区分などの情報を活用して多角的な事故要因分析を行う予定。
 これを基に、事故危険箇所のカルテを作成し単路、交差点での具体的な交通事故対策案を検討する。事故発生では追突事故や出会い頭の事故などが多いため、路面表示やカラー化などがイメージされるという。
 さらに対策案では優先順位を付けて長尾・高松・中讃・西讃土木事務所のほか、小豆総合事務所で実施計画をまとめる予定。