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建通新聞社
2013/11/13

【大阪】八尾・山本団地北2号棟、建替え事業が始動

八尾市内で、UR都市機構との協働による分譲マンション建て替え事業が始動する―。山本団地北2号棟マンション建替組合(星川信明理事長)は、UR所有敷地の一部を取得し、老朽化が著しい既存マンションを再建。事業協力者・参加組合員である長谷工コーポレーションの設計・施工により、2014年1月から解体工事、同年7月に新築工事に着手し、15年秋の完成を目指す。
 山本団地北ブロック(八尾市山本町南3丁目)にある6棟のうち、北2号棟は唯一の分譲マンション。既存建物は鉄筋コンクリート造4階建て延べ1028平方b(24戸)で、1956年に完成した。築後57年を迎え、老朽化が著しいことから、URの団地再生(集約型)事業に併せて、建て替える方針を固めた。
 再建マンションの規模は鉄筋コンクリート造10階建て延べ4439平方b(59戸)を計画。このうち6戸が権利床となり、保留床を長谷工コーポレーションが一括取得する。駐車場43台分も整備。敷地面積は、現在の建物敷地1791・35平方bと、URの所有敷地(隣接施行敷地)434・23平方bを合わせた2225・58平方b。
 マンション建替え円滑化法を活用した建て替え事業で、大阪府下で5番目、八尾市では初めてとなる。コンサルタントは、ユーデーコンサルタンツ(大阪市中央区)が担当。今後は八尾市から権利変換計画の認可を受けて、年内に全住戸の明け渡しを完了させる。
 URは北ブロックの残る賃貸5棟(4階建て136戸)を解体して更地化。11月末までに入居者に退去してもらい、年内に基盤整備工事を公告、2014年2月ごろに発注する。来秋にも工事を終わらせ、民間事業者に公募で土地を譲渡する予定だ。
 分譲棟、賃貸棟ともに、山本団地南ブロック(6棟)を仮移転先として使用していく。