トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2013/11/15

【香川】ダム検証検討大詰め、五名ダム再開発

 香川県は、東かがわ市の湊川総合開発事業五名ダム再開発でダム検証検討の手続きに入った。2010年度から各年度で実施してきた同ダム検証の既存検討資料や13年度発注の同ダム再開発資料整理、同ダム検証検討その2の成果と併せて、14年3月末までに治水、利水などの目的別の総合評価や県としての対応方針を取りまとめる。
 ダム検証は、10年度以降熟度を上げており、併行して進めている綾川ダム群連携事業(坂出市)とともに、本年度から14年度にかけて開催される予定の「香川県ダム検証に係る検討委員会」や「香川県公共事業再評価委員会」にこれまでの成果を基に検討した最終的な再評価の内容と県の対応方針が示される予定だ。
 手続きとしてはダム検証検討委、再評価委の意見を踏まえた県の対応方針を国土交通省に報告後、同省の「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の意見を踏まえた国の対応方針が示される。
 ダム検証は、2010年9月28日付で示された国土交通省「ダム事業の検証に係る検討に関する再評価実施要領細目」に基づき、ダム事業の詳細な点検、治水・利水の代替案を含む検討や実現性などの総合評価を行っている。
 県内補助ダムでは椛川ダム(高松市塩江町)、五名ダム再開発と綾川ダム群連携事業の3ダムが検証対象に上がり、このうち椛川ダムは12年2月に国交省からダム案継続の対応方針が打ち出され、14年度本体着工に向けて現在、県で詳細設計・施工計画の修正検討などが行われている。
 五名ダム再開発のダム検証では、ダム点検で治水・利水の最適化を図った上で、洪水調節容量や利水容量(不特定、新規水道)を決定し計画高水を再度検討し二つのダム型式を算定する。ダム事業費も工事内容や工事条件を考慮し、二つのダムケースで検討。費用対効果も再度整理することにしている。
 また、再評価の実施細目で定める治水、利水の代替案として、治水では▽五名ダム再開発案▽流水型ダム+既設ダムかさ上げ案▽河道改修案▽放水路案▽遊水地案―など26代替案、利水で▽河道外貯留施設(ため池などの利用含む)▽水系間導水▽地下水取水▽海水淡水化―など17代替案を挙げて、それぞれの安全度やコスト、実現性のほか、地域社会・環境への影響などについて検討。五名ダム再開発の総合評価を行う考えだ。