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建通新聞社
2013/11/20

【大阪】ATC経営計画 6億投じ大型集客施設

アジア太平洋トレードセンターは、経営改革マスタープランと今後3カ年の経営計画を策定した。同計画によると、今後の計画的な施設改修費に約20億円を概算。また、約6億円を投じ、大型集客アミューズメント施設などを導入する予定だ。現在、誘致企業の調整を進めている。
 計画的な施設改修に当たっては、2013年度末までに長期改修計画を策定し、順次、老朽箇所の更新工事に着手する。長期改修計画については、年内に新たな協力会社を選定し、現行の計画を見直す形で策定する。現計画は日建設計(大阪市中央区)が作成した。
 大型集客アミューズメント施設などの誘致に向けては、現在、数社から引き合いがあるとしており、調整が付き次第、既存施設の改修に着手する。
 計画では15年度末までに、マーレ2フロア(ITM棟内)を1フロアに集約し、空きスペースに大型集客施設を誘致するほか、ITM棟2階に大型テーマパーク、オズ棟南館に親子で楽しめる施設、同棟北館上層階にクリニックモール、専門学校を誘致する。
 改修工事については、比較的大型のものを入札、それ以外は、元施工の関係企業(ITM棟=竹中工務店などによるJV、オズ棟=大林組)で行うとしている。
 既存施設はITM棟とオズ棟の2棟からなる、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造地下2階地上13階建て延べ33万6000平方bの規模。今後3カ年の最終目標では、大型集客施設の導入や施設のリニューアルにより、年間300万人の集客増加を図るとともに、オフィス入居率95%、商業施設入居率100%を目指す。