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北海道建設新聞社
2013/11/21

【北海道】釧路市が総合病院を増改築−42億円投じ15年夏にも着工 

 釧路市は、市立総合病院増改築に2015年夏にも着工する。地下1地上4階、延べ約5400m²を増築して事務エントランス棟を設けるほか、既存施設延べ5700m²の改修を計画。詳細は13―14年度で進めている基本・実施設計で固める。立体駐車場整備も含めた総工費は42億円を試算している。

 春湖台1の12にある同病院は1984年度に完成。05―07年度に増改築や内部改修を施し、SRC造一部S造、地下1地上9階、延べ4万6688m²の規模となった。病床数は643床。釧根圏の拠点病院として救急部門・高度専門医療の充実、患者サービス向上、災害時の機能拡充を図るために増改築する。
 新棟となる事務エントランス棟は、正面・外来入り口南側の駐車場とタクシー乗り場周辺に建設。1階はエントランス、患者受け付け、患者相談室、サロン、医事課など「病院の顔」となる機能を集約する。
 2階には狭あい化している人工透析室を移設。増床のほかベッド間隔1・5m以上を確保し、関係待合室を配置する。3階に事務部門を集約。4階は会議室や研修室の設置を予定している。
 既存施設の改修は、中央診療棟・入院棟の一部が対象。1階の脳神経外科病棟を2階に移し、脳神経外科集中治療室(NCU)、脳卒中集中治療室(SCU)と一般的な集中治療室(ICU)を増床した上で一体化する。
 また、抗がん剤治療の需要増から、外来化学療法室のベッド数を倍増。1階のリハビリステーション室を拡大し、新たに採血・採尿室なども設ける。
 このほか、災害拠点病院として水や燃料、発電量を3日間確保できるよう拡充。既設の受水槽600dに加え、400dを新設する。自家発電設備は既存容量を2倍にするほか、地下タンク整備などを計画している。
 増築により駐車場が減少することから、14年度に150台程度の立体駐車場を整備して既存の473台分を確保する予定だ。
 基本・実施設計は久米設計・斉藤譲一設計共同体が担当。院長をはじめ関係職員で構成する増改築機能ゾーニング検討委員会での意見を参考にしながら進めている。
 増築完了後に改修を進める予定で、工期はそれぞれ1年程度を見込む。施設に関連性があるため、増築と改修を合わせて15年7月にも発注したい考えだ。