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建通新聞社四国
2013/11/22

【香川】県11月補正で56億円の単独費を追加

 香川県は、26日開会予定の11月定例県議会に59億余円の一般会計補正予算案を提案する。このうち約56億円の県単独事業費を地方経済の回復を促す対策に充てる。このほか、豊島廃棄物等処理に国の追加支援(国庫補助金)が付く見込みから、地下水浄化対策の汚染水処理の前倒しや、バケット1基の交換など施設維持修繕を含む6271万余円の予算を増額補正した。
 一般会計の11月補正予算額は59億0246万円を追加し、これにより本年度累計額は4466億5228万8000円となった。国の経済施策「アベノミクス」効果が地方の中小企業を中心に実感を伴わないため、県経済活性化のための県単独事業費56億0012万8000円を追加補正した。
 金融対策では中小企業振興資金貸付金として3億円を計上。制度融資のうち「経済変動対策融資」の貸付枠を拡大する。また県単独公共等事業として46億8355万円を計上。小規模土地改良事業への補助(農業生産基盤整備133地区程度、4億1500万円)や、通行車両など安全確保のための道路維持修繕事業(国道377号多和工区他、19億8600万円)、河床整理や河川管理施設などの河川海岸維持修繕事業(香東川外25カ所、5億3500万円)など維持修繕関係や公共等施設の改良・改修を促進する。