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建通新聞社四国
2013/12/03

【高知】高知市12月補正、建設関連に重点

 高知市は11月29日、一般会計で52億8674万円を増額する12月補正予算案を発表した。当初からの累計は2483億9612万円。学校耐震化を前倒して推進するほか、新クリーンセンターと南部分署(仮称)建設に向けた工事費、新庁舎建設に向けた基本計画策定委託料など、建設関連に重点を置いた予算案となっている。12月定例議会の会期は6日から20日まで。
 補正予算案のうち、小学校耐震補強整備には24億8100万円。対象は旭小学校校舎、旭東小学校北舎と中舎、小高坂小学校南舎、三里小学校北東舎、朝倉小学校南舎、朝倉第二小学校中舎、介良小学校南舎、泉野小学校北舎。中学校耐震補強整備には10億7100万円。対象は城西中学校北舎、青柳中学校校舎(東)、朝倉中学校南中舎、南海中学校中舎、西部中学校北東舎・昇降所、介良中学校中舎。
 また防災機能を強化するための体育館吊り天井対策費として、十津小学校に2300万円、若草養護学校に4600万円を投入し整備を進める。
 公共施設整備では、長浜に建設する新クリーンセンター整備に5億2200万円(2014年度までの継続費に14億1000万円設定)、春野町芳原に整備する南部分署(仮称)建設費に4億4000万円(同12億円設定)を計上し、年明け早々の公告を目指す。新庁舎建設に向けては、基本計画策定委託料に8200万円を計上、3月に公募型プロポーザルを行う予定だ。また14〜15年度の債務負担行為として基本・実施設計委託料1億8500万円を設定している。
 このほかの補正では、都市計画基礎調査費に900万円。旧シキボウ跡地に北消防署を建設するため、産業道路方面への南北道路を計画しており、その基本設計に充てる。漁港災害復旧費には6190万円。台風26号により被害を受けた春野漁港の復旧に充てる。
 補助金関係では、宿泊施設耐震対策緊急促進事業補助金に7121万円。耐震改修促進法の改正により耐震診断を義務付けられた3階建て以上5000平方b以上の宿泊施設に対し、耐震診断と改修設計費を補助する。今回の対象は耐震診断が2施設、改修設計が1施設。