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日本工業経済新聞社(群馬)
2013/12/06

【群馬】来年1月にも大沢川橋上部工など

 県高崎土木事務所は、高崎市吉井町本郷〜池地内で進めている都市計画道路3・3・2吉井北通り線整備で、本年度内に大沢川橋の上部工および大沢川橋東側の道路改良工を発注する。工事はいずれも来年1月以降の発注となりそうで、大沢川橋上部工については条件付き一般競争入札が見込まれる。また道路改良工は一括発注・分割発注の両面で検討を進めている。

 大沢川橋は一級河川大沢川を渡河する橋梁で、橋長45・6m、W26・5mの単スパンPC単純ポステンT桁橋。現在は下部工の整備が進められており、来年1月以降に上部工を発注する。
 大沢川橋の東側L380m区間では道路改良工も発注し、置換工、路盤工、舗装工、側溝工を予定している。
 施工延長が長いことから、分割発注も視野に調整を進めている段階で、同じく1月以降の発注となる。大沢川橋西側ではすでに工事が進められている。
 同線は、吉井地域の東西を結ぶ主要幹線道路として、高崎市吉井町本郷地内の一般県道吉井安中線から大沢川を経由して、吉井町池地内の主要地方道高崎神流秩父線までをつなぐL1500mで計画されている。幅員は吉井安中線から大沢川橋までのL約500m区間がW27m、大沢川橋から高崎神流秩父線までのL約1000m区間がW35mとなる。並行して走る国道254号は交通量が多く、大型車の混入率も高い路線で、交通環境が劣悪な状態となっているため、バイパス的役割を果たす路線として早期の完成が求められている。
 本年度末時点での用地取得率は87・5%、埋蔵文化財本調査率は60%、工事進捗率は61・5%となることが見込まれており、事業全体の進捗率は事業費ベースで67・5%となる見込み。
 来年度は、大沢川東側で埋蔵文化財本調査を実施した後、工事に着手する。2015年度での事業完了を目指しており、総事業費には74億円を試算している。