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建通新聞社
2013/12/16

【大阪】京阪本線連立事業費1068億 年内に認可

大阪府、寝屋川市、枚方市で早期事業化を目指す、京阪本線(寝屋川市・枚方市)連続立体交差事業の事業認可が早ければ年内に下りる見通しとなった。認可後、年明けにも地元地権者への説明会を実施。2014年度早々に測量業務を外注し、買収用地を確定した上で、買収に着手する。また、全体事業費を府都市整備部が見直した結果、当初の900億円から168億円増となる1068億円に膨らむことが分かった。
 同事業は、京阪本線の香里園駅から枚方公園駅付近の鉄道を高架化し、踏切による交通渋滞や事故を抜本的に解消。併せて、鉄道により分断された市街地の一体化を図る。事業延長は約5・5`(寝屋川市域約2・1`、枚方市域約3・4`)。対象駅は香里園、光善寺、枚方公園の3駅。
 高架方式により踏切21カ所(うち開かずの踏切20カ所)を除去する。関連事業で、府道枚方八尾線、府道木屋田井線(旧国道170号)、市道中振交野線、市道北中振線、環境側道、各駅前広場を整備する。
 08年度に着工準備採択を受け、事業評価を実施。当初、概略設計を基に全体事業費を算出。今回、事業認可に備え事業費を見直した。変更額は、▽環境影響調査の結果により文化財調査と電波障害補償費などを追加=プラス26億円▽用地買収対象件数と用地補償費の見直し=プラス40億円▽概略設計(国費調査)時に算出した鉄道高架化工事費の見直し=プラス84億円▽鉄道高架化工事に伴う付帯工事の追加=プラス18億円−の4項目合計168億円。
 うち鉄道高架化工事では、基礎杭(約1400本)の杭長について土質調査を実施し、当初の約15bから約28bに見直し、50億円の増。土壌汚染対策費の追加で11億円増。橋梁形式を見直し、13億円の増。軌道・電気工事では、仮線用電車線柱の基礎杭長の変更、振動・騒音対策(路盤強化や防音壁)、仮線時の起点付近の構造見直し(盛り土→仮桁架設、最終形はボックス構造)などで18億円の増となった。
 このほか、雨水貯留施設や下水道管など地下埋設物移設費用も追加。
 府は今後、14年度から約5年間で用地買収を完了し、19年度から仮線工事に着手、早期完成を目指す方針。14年度当初予算には用地取得費約30億円を盛り込みたいとしている。用地買収対象件数は全4万1015平方b(補償件数408件)。
 事業認可後の測量業務は寝屋川市と枚方市が各市域分を外注。仮線・本体工事については、数工区に分け電鉄事業者が発注することになる。施工者選定は早ければ18年度の予定。