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日本工業経済新聞社(群馬)
2014/01/09

【群馬】玉村町の文化C周辺土地区画は来年度に設計へ

 玉村町は、文化センター周辺地区まちづくり事業で行う「都市計画文化センター周辺地区土地区画整理事業」の事業認可申請へ向け、事業計画作成業務を来年度に委託する。年度が明けたのち早期に委託し、今夏に予定している都市計画決定の変更手続き申請へ間に合わせたい考え。本年度は区画整理事業の測量や都市再生整備計画作成業務などを昭和(東京都千代田区)へ委託し、作成を進めているところ。

 玉村町が計画している文化センター地区土地区画整理事業は、下新田地内や福島地内の16haを市街化区域へ編入し、そのうち約8・5haを開発しようというもの。町が土地区画整理事業を実施するのは今回が初。開発では宅地200区画、公園、調整池(約A3000u)などを整備する見通し。
 来年度に委託する事業計画作成業務では減歩率の計算、土地利用計画に向けた道路設計、宅地造成計画、調整池設計などを実施することとなりそう。今夏には都市計画決定の変更手続きを県へ申請し、年内中に事業認可が下りることを期待している。
 町が決定した都市計画では、事業区域内を南北に通る幹線道路を「文化センター通り線」と位置付けている。道路工は、この幹線道路を骨格にして幅員W4m〜W6mの区画道路や歩行者専用道路を適切に配置していくことがメーンとなる見通し。公園や緑地は街区公園を標準規模とし、施行区域面積の3%以上を確保する予定。宅地の準備では、低層住宅を主体とした土地利用とし、良好な住宅地を配置する。
 この地区は、既存市街地に隣接し、玉村町のマスタープランでは地域拠点や住宅系構造市街地に位置付けられている。今回、市街化区域に編入し道水路や公園などを整備することで、周辺地域と調和のとれた利便性の高い居住環境を創出し、新たな住文化やライフスタイルを発信し、質の高い住環境を整備して町への定住人口の増加を目指す。