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建通新聞社四国
2014/01/14

【高知】県新図書館など3月下旬にも再公告

 高知県は、昨秋に実施した入札が不調に終わった新図書館と新資料館の建築主体を3月下旬から4月上旬に再公告する。5月に開札、6月議会の承認案件とし、設備工事は、建築主体の落札者が決定した後で公告する。両施設とも、2013年度当初に計上していた工事費は2月補正で減額し、建設資材や労務単価の状況を見ながら、2014年度当初予算で組み替える。
 高知市と合同で、高知市追手筋2ノ1ノ12の旧追手前小学校跡地に建設する新図書館など複合施設の入札に向けては、3月26日(予定)の高知市3月議会閉会後、速やかに建築主体を公告する。3者によるJVとなり、工事費については、前回入札時の内訳書を反映させながら、その後の建設資材単価や労務単価の状況を見極めたうえで決定する。全国的に技術者が不足していることから、工期も当初より延長することを検討している。
 建築主体を5月に開札し落札者が決まれば、電気設備、空調設備、衛生設備をそれぞれ公告する。電気設備と空調設備は3者によるJVを予定しており、9月議会の承認案件とする。衛生設備は2者JVとなる見込み。
 規模は、鉄骨鉄筋コンクリート一部鉄骨造地下1階地上5階建て(建築基準法上は9階建て)延べ2万2797平方b。図書館とこども科学館、点字図書館などを組み合わせた複合施設となる。当初は15年8月に建築工事完了、15年度末のオープンを予定していたが、半年以上遅れる。建築の実施設計は佐藤総合計画・ライト岡田設計業務共同企業体(JV)、こども科学館の実施設計は丹青社・ユーエスケーJVが担当。
 高知市追手筋2ノ24ほかに建設する新資料館の入札に向けては、3月20日(予定)の高知県2月議会閉会後、速やかに建築主体を公告する可能性が高い。3者によるJVを予定している。5月に開札し落札者が決まれば、電気設備、空調設備、機械設備をそれぞれ公告する。2者JVとなる見込み。
 規模は、鉄筋コンクリート一部鉄骨および鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て延べ5690平方b。山内家資料などを展示する。当初は16年度のできるだけ早い時期のオープンを目指していたが、半年以上遅れる。実施設計は日本設計・若竹まちづくり研究所JVが担当。