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建通新聞社(神奈川)
2014/01/15

【神奈川】神奈川県政策局 ライフイノベーションセンター(仮称) 整備・運営事業者募集 3月10日まで受付

 神奈川県政策局は、川崎市の殿町3丁目地区で、中核的支援拠点となるライフイノベーションセンター(仮称)の整備・運営事業者の募集(提案競技)を開始した。参加表明書の受付は2月14日。提案書の受付は3月10日。3月中旬に優先交渉権者を決定する。事業契約の締結は5月を見込む。その後、16年度当初の完成・供用を目指して、事業者が施設の建設などを進める。
 建設予定地は、川崎市川崎区殿町3丁目2街区で、面積約8000平方b。県がUR都市機構から使用貸借権を3月に取得する予定。用途地域は準工業地域。建ぺい率60%、容積率200%。地区計画(殿町3丁目地区地区計画)、第3種高度地区の指定がある。特定都市再生緊急整備地域(川崎殿町・大師河原地域)、京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区(殿町区域)が指定されている。施設は、県の土地貸し(無償、最長30年を想定)による「民設民営方式」で整備する。事業者の業務は、センターの設計、建設、維持管理・運営、各機能のマネジメント。施設整備に対しては国などによる補助金の適用の可能性を検討している。
 施設の延べ面積は最大1万6000平方b。県が求める民間施設の内容は、▽研究開発機能(インキュベーション・ラボ&オフィス)▽試作開発機能(デバイス試作開発センター)▽生産機能(細胞・ワクチン工場)▽臨床機能(先端医療クリニック)▽人材育成機能(人材開発センター)▽産業化支援機能(ビジネスサポートセンター)。この他の用途は、事業者の提案による。住宅などは認めない。
 応募資格は、単独企業または複数の企業により構成されるグループ。設計業務を行う企業は提案内容と同等規模以上の研究施設の設計実績があること。建設業務を行う企業は経営事項審査点数(建築)が1500点以上で、提案内容と同等規模以上の研究施設の施工実績があることなど。
 提案の内容は、@事業の総合計画A施設の設計・建設計画Bその他。選定委員会で審査する。
 問い合わせは、政策局 政策部 国際戦略総合特区推進課まで。