トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(群馬)
2014/01/21

【群馬】中央大橋線拡幅計画の事業認可が告示

 県前橋土木事務所は前橋市都市計画道路中央大橋線の拡幅を計画しており、きょう22日に事業認可を告示する。前橋市問屋町1丁目地内の現主要地方道前橋安中富岡線L693m区間を都計道に基づき拡幅するもので、新年度から用地買収を開始するほか、現道の拡幅工事にも一部着手する考えだ。

 前橋市都市計画道路中央大橋線は全長L4200m・W20mで、前橋市内を東西に通る幹線道路。千代田町地内の国道17号を起点とし、以西の高崎市との端境である高崎市塚田町とをつなぐもの。県が定めている7つの交通軸構想の1つである「西毛広域幹線道路」にも位置付けられており、県央と県西部とを東西につなぐ重要な幹線道路として早期開通が求められている。
 現在、前橋市都市計画道路内中央大橋線の未供用区間は、元総社町地内で実施中の元総社蒼海地区土地区画整理事業区域内のみとなっており、この整理事業区域内を通る都計道の整備状況、また、高崎市内で促進されている西毛広域幹線道路の進捗も相まって、今回の拡幅計画が始動したもの。
 計画は、前橋市問屋町1丁目地内の主要地方道前橋安中富岡線の沿線にあるラーメン店から以西、セブンイレブン前橋問屋町店までのL693m区間の現道W18mをW20mへと拡幅し、片側1車線を片側2車線へと改善する。さらに両側の歩道地下へ電線共同溝を布設して道路のバリアフリー化を図る。拡幅するのは主に路線北側で、拡幅後の幅員を車道3・25m×4、歩道3m×2へと改める。また、信号機がある交差点部3カ所には右折レーンも整備して円滑な交通環境を整える。事業期間は本年度から2018年度までの5カ年で、概算事業費は16億3000万を見込む。
 本年度は道路の詳細設計や電線共同溝の詳細設計、用地および物件調査業務などが実施されている。道路設計・測量・用地調査業務は三陽技術コンサルタンツ(前橋市)が、電線共同溝設計はニュージェック(大阪府大阪市)がそれぞれ担当している。