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建通新聞社(静岡)
2014/01/23

【静岡】次期県社会資本整備重点計画案 「安全・安心」分野の向上第一に

 静岡県は、2013〜17年度の5年間を期間とする第3期の「県社会資本整備重点計画」案をまとめ、昨年12月25日に行った計画策定・推進会議に示した。上位計画の県総合計画、地震・津波対策アクションプログラム2013と連動した計画とし、大規模で広域的な災害リスクに対する「安全・安心」分野の向上を第一に位置付けた。また、社会資本の的確な維持管理・更新の実施を重点目標に掲げた。
 重点分野は、現行計画と同じ「安全・安心」「活力・交流」「環境・景観」の大きく三つの分野で社会資本整備を進める方針とし、このうち第3期計画では「安全・安心」を最優先とした。その上で、中長期の方向と計画期間内の目標を設定。目標実現のために必要となる社会資本整備事業を48の指標で表し、目標値を設けて進捗を管理することとした。
 新規の指標は、南北幹線道路の供用率(53・9%)、通学路上の要対策箇所の対策率(100%)、事故危険箇所の対策率(100%)、富士山静岡空港旅客ターミナルビルの改修・増築(100%)、長寿命化対策を講じて機能更新を図った漁港内の施設数(40カ所)、用途区域内の幹線街路の整備率(65・0%)、長寿命化計画の策定率(100%)などを盛り込んだ。
 県は、2月に県民からのパブリックコメントを募集し、3月に策定を完了する予定だ。

(2014/1/22)

建通新聞社 静岡支社