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建通新聞社
2014/01/24

【大阪】来年度に事業者募集 庭窪有効活用で大阪市

大阪市水道局は、庭窪浄水場(駐車場)用地約6300平方bについて、用途を廃止した後、貸し付けにより有効活用を図る。2013年度末までに民間事業者から意見(市場調査)を募り、14年度上半期に方向性と公募の条件を固める。その後、下半期に事業者を公募・選定。15年度での施設整備、有効活用開始を目指す。
 対象は、庭窪浄水場(守口市淀江町9番街区)の北駐車場用地1439平方b、公舎・公舎駐車場用地2429平方b、中・南駐車場用地2416平方bの3カ所計6284平方b。いずれも第1種住居地域で、建ぺい率60%、容積率200%。
 うち公舎・公舎駐車場用地は13年度末、北駐車場用地と中・南駐車場用地の2カ所は14年度末の用途廃止が決まっている。
 市場調査は、1月末までの期限で参加を受け付け、2月25〜28日に対話を実施。民間事業者からの提案を受け、4月上旬に結果を公表。調査結果を踏まえ、公募条件の検討に入る。
 提案については、幅広いアイデアを求めるものとし、3カ所一体でも個別用地に特化したものでも可。定期借地による貸し付けに限定し、規制緩和についての提案も受け付ける。
 また、公舎・公舎駐車場用地に残る既存施設は、同局が14年度に解体撤去する方向で予算措置していくが、事業者負担でも収益が得られるかどうか市場調査で意見を聞く。既存施設の規模は鉄筋コンクリート造5階建て延べ2347平方b。配置戸数30戸。
 北駐車場と南駐車場をつなぐ緑道は、貸し付け範囲に含めるが、構造物の建築は不可となる。
 同局では、07年に「局資産の転活用にかかる基本計画」を策定。今回の用地については、南側エリアの市場性が高いと判断。公舎施設を解体した上で、北側に駐車場を集約。南側を事業用定期借地契約により貸し付け、有効活用することを検討してきた。