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建通新聞社四国
2014/01/27

【香川】円座香南線改築で橋梁下部工を近日公告

 香川県は、県道円座香南線道路改築事業(中間工区)で第1・2工区橋梁下部工に続き、近日中に第3〜6工区の数カ工区の橋梁下部工を一般競争入札(総合評価方式・実績評価型)で公告する。工事は5000万円以上の本庁発注となる見込みだ。
 橋梁下部工は県道高松琴平線から国道32号間の1工区(施工・村上組)、国道32号から北側の2工区(施工・田村建設)、さらに北側の道路アプローチ部道路改築(施工・河野組)を進めている。3〜6工区は1工区の南側から県道高松琴平線を挟み、琴電琴平線北側までの間で橋脚、上下ランプ取り付け橋など10数基の橋脚下部工を施工する(写真)。
 県の発注見通しによると、▽道路改築(橋梁下部工)第3工区(高松市西山崎町)下部工5基▽同第4工区(〃)下部工5基▽同第5工区(〃)下部工2基▽同第6工区(〃)下部工2基―の計14基の橋梁下部工の施工を予定している。工期は年度末までだが、議会承認を経て次年度への繰り越し措置が取られる見込み。
 県道円座香南線(中間工区)は高松市中間町の県道三木国分寺線から同市岡本町、県道岡本香川線をつなぐ延長3`。平面暫定4車線(2・2`)、部分高架2車線(下り線)+側道2車線(0・8`)。側道は2011年3月に全線供用済みで、本線整備を進めており、17年度に暫定供用する。工事進捗率は12年度末で86%、13年度以降の残事業量は約21億円。今回の発注により14年度以降に琴電琴平線前後の橋梁下部工のほか全体の橋梁上部工、平面部の工事が残る。
 一方、高松自動車道高松西インターチェンジから高松空港を結ぶアクセス道路の利便性向上を重視する県は、高松市岡本町から香南町(香南工区)約6`について、中間工区の整備状況の進捗を見つつ、当面、県道千疋高松線の線形改良や高松市と連携し県道三木綾川線と連絡するバイパス整備など交通弱点箇所の整備を急ぐ。
 県道円座香南線(香南工区)道路詳細設計と予備設計、測量業務を東洋コンサルタント(高松市)に委託した。納期は年度末。計画によると、県道三木綾川線の道の駅「香南楽湯」付近から北側に向けて、高松市香南町横井他に約300bのバイパスを整備。高松市が進める市道整備につなげる。道路詳細設計には測量成果を反映し路側、水路など小規模な構造物の詳細設計を進めるほか、大規模な構造物設計の必要が生じた場合は同設計にも取り組む。同成果を踏まえて14年度以降に土地境界測量や現地工作物建物など、用地への準備、地元折衝に備える考えだ。